あらすじ
咲太のまわりで頻発する「思春期症候群」――シリーズ第3弾では、咲太の友人の理央を発端に、不思議な出来事が巻き起こる! すこしふしぎな青春ラブコメ、新シリーズ開幕!
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双葉理央
青春ブタ野郎シリーズは、アニメを見ていたので話は理解出来ました。
咲太の友達である双葉理央の思春期症候群。
続きも楽しみです!
Posted by ブクログ
青春ブタ野郎シリーズの中でも『青春ブタ野郎はロジカルウィッチの夢を見ない』を一つの作品としてコミカライズするのは大変だったと思うのだけど、話の比重を上手く制御しつつコミカライズしているね
メインとして扱われる双葉は主人公の咲太に恋しているわけではないし、話の土台で咲太は既に2つの思春期症候群に関わったことになっている。更にこの巻の内容では小さい翔子も関わってくるのだから話を纏めた上で双葉の問題へフォーカスしていくのは難しいように思える
でも、読んでいる中で違和感を覚える流れは少なかったし、それぞれのヒロインが登場する下りではそれぞれを非常に魅力的に描くことでこのコミカライズも魅力的な作品としているね
咲太の友人である双葉の身に生じた思春期症候群。それを解決するために咲太は奔走することになるかと思いきや、この巻で咲太はそこまでおせっかいな行動をすることはない点は印象的
勿論、ネカフェに宿泊している様子を見かねて家に泊める事はしているのだけど、麻衣や古賀にしたように咲太からアクションを取り事態を動かすようなことはしていない。この巻で咲太がしているのはあくまでも双葉の近くに居ることなんだよね
友人として双葉を信用しているから、双葉なら自分の力で解決への道を見つけられると思っているから余計な行動は起こさない。
ただ、友人として困難な状況に置かれた双葉の近くに居続けようとしているように感じられた
いわば咲太は双葉の言葉を待っている状態。そんなタイミングで予想外の方向から告げられた双葉の隠されたアカウントの声。
これを咲太はどう受け止めることになるのだろうか
……ヒロインたちが非常に魅力的である事は先に述べたけれど、それは表情や仕草だけに留まっていないのはちょっと評価したかったり
コレクターズアイテム
序盤の駆け足で原作をなぞる展開はとても散漫で話が入ってこない印象。
エピソードはもっと絞り込んで、削れるところはバッサリ切ってしまった方が良い気がする。
作者は異なるが麻衣や朋絵のエピソード作品では、コミカライズならではのシーンやセリフなどが印象的で、原作小説と違う角度からメインキャラクターを魅力的に描けていたので、本作でもコミカライズならではの見せ方を期待したい作品。
もっと自由に深く双葉理央というキャラクタを描いても良い気がした。