あらすじ
HSP(過敏性症候群)と発達障害、ともに強い「生きづらさ」を感じる共通項があるが、その境界線はグレーゾーンでもある。
「あなたはHSPなのか発達障害なのか?」「空気が読めない発達障害と空気を読みすぎるHSP」など、HSPと発達障害の違いを整理し、生きづらさを克服する対処法をベストセラー医師が指南。
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Posted by ブクログ
HSPと発達障害(ADHDなど)の症状は似ていて、精神科医でもその診断を誤ることがある。
発達障害は脳の機能自体に問題があり、多動や注意力欠陥になるが、HSPは感覚が敏感すぎる故に他のものへ注意が逸れ、発達障害と似たような特徴が見られる。
人間関係においても、発達障害の人は人の気持ちが読み取れないがために、大勢の人といるのが苦手。
HSPは人から受けとる刺激を強く感じるため、大勢の人といるのが疲れてしまう。
つまり、発達障害は内的要因(脳の機能)で、HSPは外的要因(外部刺激)で、さまざまな症状を感じる。
ただ、HSPにせよ、発達障害にせよ、一人ひとり症状は異なってくる。
自分の傾向を理解し、それを他の能力で補ったり、長所を伸ばすことを意識して生きれば良い。
Posted by ブクログ
訳あって、発達障害まつわる本を読み漁ってた時に見つけた。
元々両者の違いについて気になっていて、比較されている本書を読むことにした。
症状が似ていることもあり、違い・区別はどこにあるのかと思っていた。
発達障害が脳の問題なのに対して、HSPは外部刺激が原因だと、非常にわかりやすかった。
そして、発達障害やHSPと一言で言ってもその中にも、色々とタイプがあること。
自身の脳のクセや傾向を理解すること、とあり、納得ができた。