あらすじ
HSP(過敏性症候群)と発達障害、ともに強い「生きづらさ」を感じる共通項があるが、その境界線はグレーゾーンでもある。
「あなたはHSPなのか発達障害なのか?」「空気が読めない発達障害と空気を読みすぎるHSP」など、HSPと発達障害の違いを整理し、生きづらさを克服する対処法をベストセラー医師が指南。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
他人の苦しみに共感や理解を示すことはできても、おそらく自分自身が感じる苦しみ以上に苦しいと感じることができるものはないのではないかと思います
自身が苦しいと感じているのであればどちらであれ読んでみると少しほぐしてくれる内容
Posted by ブクログ
HSPは外部からの刺激に敏感で影響を受けやすい。発達障害は脳の機能が原因。同じ状態でも原因と結果が逆であり、両方の特徴を持つ人もいる。どちらもバランスの悪さゆえに苦しむが、完全にバランスのよい人というのもほとんど存在しないという。バランスがよくても悪くても、長所を活かしていくことの大切さがよく分かった。
Posted by ブクログ
HSPと発達障害が、内部的にはまったく異なるのに、似ている点もあるという点にはなるほど。人と違っていること、変わっている人だということが、これからの時代売りになるということは、ずいぶん昔に森博嗣さんのどこかの文章でも読んだように思う。
Posted by ブクログ
社会に出てから、なんとなく生きづらさを感じ、この本を手にしてみました。
また、学生時代の友人と再会して発達障害とカミングアウトされたこともきっかけの一つです。
読んでみて、自己理解や他者理解に少しは繋がったのかなと思います。
現代では精神疾患や、発達障害、LGBT-Q、グレーゾーンと思われる人達が増えています。
私はたまたまそういった人達と関わりが無かっただけで生きづらさを感じている人は多いのだと、この本を通して学びました。
昔は、変わった人で済んでいた人が、今や異端のように扱われるのは心が痛みます。
もちろん当事者自身も開き直るのではなく、気をつけるべきことがあるし、周囲の人もそのような人達がいることを知り、どのように対応をして行けば良いのかを考えるべきだと思いました。
今は余裕のない人が多い社会ですが、そのような時代だからこそ、早いうちに理解し合い歩み寄らなければ更に社会は余裕がない酷い状態になるのではないでしょうか。
この本は著者からの生きづらさを抱える人への応援の言葉が詰まっています。生きづらさを抱える人を理解したい人にも例え話が多く提示されているので読みやすいような内容だと思います。
Posted by ブクログ
HSPと発達障害(ADHDなど)の症状は似ていて、精神科医でもその診断を誤ることがある。
発達障害は脳の機能自体に問題があり、多動や注意力欠陥になるが、HSPは感覚が敏感すぎる故に他のものへ注意が逸れ、発達障害と似たような特徴が見られる。
人間関係においても、発達障害の人は人の気持ちが読み取れないがために、大勢の人といるのが苦手。
HSPは人から受けとる刺激を強く感じるため、大勢の人といるのが疲れてしまう。
つまり、発達障害は内的要因(脳の機能)で、HSPは外的要因(外部刺激)で、さまざまな症状を感じる。
ただ、HSPにせよ、発達障害にせよ、一人ひとり症状は異なってくる。
自分の傾向を理解し、それを他の能力で補ったり、長所を伸ばすことを意識して生きれば良い。
Posted by ブクログ
訳あって、発達障害まつわる本を読み漁ってた時に見つけた。
元々両者の違いについて気になっていて、比較されている本書を読むことにした。
症状が似ていることもあり、違い・区別はどこにあるのかと思っていた。
発達障害が脳の問題なのに対して、HSPは外部刺激が原因だと、非常にわかりやすかった。
そして、発達障害やHSPと一言で言ってもその中にも、色々とタイプがあること。
自身の脳のクセや傾向を理解すること、とあり、納得ができた。
Posted by ブクログ
生活がうまくいかない、自分が他人と違うことに悩んでいる人にオススメの本。
HSPも発達障害も個性であり、それをどうやって受け入れていくかという自分に合った自分の受け入れ方を探していくことが重要だと感じた。
自分が何が得意で何が苦手かをはっきりと認識し、それに合った行動をとったり、自分に合う職業を選ぶことが苦しさを解決する方法である。
いわゆる普通の人と違う部分で苦しいことは我慢しなきゃだめだと思っていたが、これからは人と違うと思われる部分をちゃんと自分で認識して環境や行動について考え直してみようと思えた。