【感想・ネタバレ】ミステリークロックのレビュー

あらすじ

――命がけの推理劇がはじまる――

人里離れた山荘での晩餐会。招待客たちが超高級時計を巡る奇妙なゲームに興じる最中、
山荘の主、女性作家の森怜子が書斎で変死を遂げた。それをきっかけに開幕したのは命を賭けた推理ゲーム!
巻き込まれた防犯コンサルタント(本職は泥棒!?)の榎本と弁護士の純子は、時間の壁に守られた完全密室の謎に挑むが......(「ミステリークロック」)。
表題作ほか計2編収録。『コロッサスの鉤爪』と2冊で贈る、防犯探偵・榎本シリーズ第4弾。

本書は、単行本『ミステリークロック』収録の4篇のうち、「ゆるやかな自殺」「ミステリークロック」の2篇を分冊して文庫化したものです。
他の「鏡の国の殺人」「コロッサスの鉤爪」は、同時に発売された『コロッサスの鉤爪』に収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱりこのシリーズは面白いです…!
トリックが難しすぎて、半ば無理矢理納得した気でいますけど(笑)
犯行動機や現場はかなり殺伐としてますが、その合間に挟まれるシュールなギャグがまたいいです。

ちょっとした違和感ですぐにトリックを分析出来る榎本さん…別に何かを「ぬーしゅ」しなくても、探偵業で稼げるのでは…?
青砥さんは可愛らしいんですけど、弁護士としては本気で心配になります…ご愛嬌ですね!

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2021年08月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

防犯探偵シリーズ第四弾その1
元は長編だった作品をあえて文庫二冊に分冊した作品。

短編物と、中編物のお話が二つ収録されています。
短編の方は榎本のみが登場し、問題提起から解決までがとても早い!
榎本史上最速解決だった事件でした。

そして中編。
む、難しい…
解決編で図形を用意してくれているのですが、理解する為に何度か読み返しつつ、図形と睨めっこしつつ読み進めた感じですね。
知能犯vs頭脳明晰な探偵の図で、そもそもこんなややこしいトリックを考え付く貴志先生が凄い…

総ページ数は少ないですが、内容的に読み応えたっぷりな一冊でした。

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2021年07月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本作は、『ゆるやかな自殺』と『ミステリークロック』の2作品を収録。後者は時計を駆使した密室殺人であるが、解説にあるように、一度読んだだけでは十分に理解できない構成となっている。

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2024年11月24日

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