あらすじ
【電子限定特典として、 描き下ろし漫画(2P)が付きます】
官能小説を書いている小説家の赤瀬川。担当の女性編集者との戯れを元に作品を書いてきたが、それが編集部内で問題となり、担当が冴えない男性編集・丸富に代わってしまう。
気乗りしない赤瀬川がからかうつもりで、「その気にさせてもらってからじゃないと書けないんだよね。キミにはできないでしょ?」
と言うと、「先生が書く気になるのであれば…」と予想外の返事が返ってくる。
そんな丸富が面白いと思った赤瀬川は……!?
※本作品は配信中の『それでは先生、お願いします。』第1話~第5話を加筆修正し収録したものです。ご購入の際は予めご了承ください。
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丸富視点もありますが、これは赤瀬川の物語ですね。
身体をいいようにされてしまうのは丸富なのだけど、心の中を乱されるのはむしろ赤瀬川の方で。
その辺のアンバランスさが個人的に好みでした。
なぜ赤瀬川は、小説と真摯に向き合わないのか。
なぜ、「ココロがない」と評されるのか。
これには赤瀬川が小説家デビューする経緯や、幼少期の体験が関わっています。
ひとつひとつの過去エピソードが全て一本の糸で繋がっているところが上手いと思いました。
読み進むうちに赤瀬川の言動の意味がどんどん見えてくる感覚が爽快でした!
良かった
最初のあたりは、難しい文章が多くて、深読みしないと理解出来ないかな?と思ってましたが、段々2人の距離が近づいて、分かりやすかったです。