あらすじ
神への供物となる「花嫁選びの儀」に選ばれた双子の姉を守るため、花嫁になりすました琉衣は、崖から身投げをさせられた瞬間に、息を呑むほど美しい風帝・青嵐に救われる。青嵐は琉衣のことを「我が花嫁」と呼ぶが、男の琉衣が本物の花嫁であるはずがない。しかし姉に累が及ぶことを恐れ、真実を告げられずにいた。琉衣といると「世界が違って見える」と喜びを隠さない青嵐に惹かれてしまうが、青嵐を騙している罪悪感と、彼の好意が自分のものでないことに切なさが募り…?
【電子特別版】貫井ひつじ先生書き下ろし! 後日談にあたるショートストーリーを電子版だけに特別収録
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Posted by ブクログ
貫井先生は、どうにも残酷な描写をよくよくされる先生なのだなーと。
人間の醜悪な、だがしかし現実味のある性質の表現は、とても素晴らしい。
続編のスピンオフなのかと思うくらい、独特の世界観に突然ぶっこまれたのは、これは角川ルビー文庫ならではのやつなのかな。
行方不明になった闇帝がきになる。
溺愛です
親を早くに亡くし、生まれつき体の弱い琉衣。
自分のせいで、いつも貧乏くじを引いている姉の代わりに、神の供物として花嫁になる決意をする。
不憫でか弱いイメージの琉衣は、以外とたくましかった。
話が読みやすいし、分かりやすく説明が入るので、想像しやすく楽しめた。
飛龍がかわいい。