【感想・ネタバレ】長崎眼鏡橋 カフェよりどころのレビュー

あらすじ

長崎でOLをしている丸川頼子は、眼鏡橋そばで居酒屋を開いていた父親が亡くなり、お店を継ごうと決意するが、母親に反対されてしまう。そんな折、店の前で行き倒れになっている謎の男を発見した頼子は、男に食事をふるまう。すると、コータと名乗るその男は「君の料理に胃袋を掴まれた。もう一度、ここで店をやろう!」と、いきなり宣言してきて……。長崎の名物グルメてんこ盛りの、読めばお腹が空いてくる食べ物小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

長崎ならではのメニュー盛りだくさんで、読んでいて非常にお腹空きました。
最初は親に反対されていたお店だったけど、彼女の美味しい料理のお蔭か、コータさんが通い詰めた結果か、割と軌道に乗るのが早くて、その点は安心して読めました。
お店の営業的に危機になる部分がなかったので、カフェの雰囲気や美味しそうな料理にじっくり浸れる感じ。

お店の営業面よりは、主人公の頼ちゃんとコータさんの絆やコータさん自身の謎についての方に重きが置かれていたような気がします。
コータさん自身の謎は、読み手側にはある程度情報が開示されるので、推理は割と容易。
ただそれを一切知らない頼ちゃんとしては、急に彼が来なくなったら不安も覚えるだろうよという。
ただでさえ、その辺でぶっ倒れている人だから。
(再会時も結局倒れていた)
ベタな誤解もありつつ、最後はよりを戻せたようで何よりである。
頼ちゃんだけに(審議拒否)

長崎の魅力をぎゅっと詰め込んだほっこり物語。
読んでいて本当に非常にお腹が空く作品なので、ぜひ食べ物をお供に読むことをお勧めします。

1
2020年08月22日

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