あらすじ
【築10年を過ぎた一軒家をお持ちの方は必読!】
持ち家は、あなたの老後の暮らしを支える、人生最高の資産です!
老後資金がたまりやすくなる
住環境ストレスが軽減する
高齢引っ越しの心配なし
などなど、持ち家に住み続けることで、
老後にさまざまな幸せが手に入ります。
しかし、シロアリ、台風、地震、
悪徳業者のいい加減なリフォームなどによって、
家がボロボロになり、手放した時点でその幸せも失います!
そこで
家を長持ちさせるためのリフォームプランの立て方や
リフォーム悪徳業者の見抜き方など、
最高の資産である家を、守るための方法を
数々のボロボロの家をよみがえらせてきた
家のアンチエイジング技師がお教えします!
持ち家をお持ちの方はもちろんのこと、
実家が古くなってきたという人も、ぜひ読んでみてください!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
【この本をおすすめしたい人】
・これから新築を建てる人
・一戸建てに住んでいる人
・老後は賃貸に住もうとしている人
【感想】
今、新築の工事をしている時にこの本に出会えて良かったと心から思いました。
あなたの家にある大切なモノは何ですか?
ぬいぐるみ、ゲーム、漫画、パソコンなどは家が雨風から守ってくれるから長く大切に使えるわけです。
大袈裟かもしれないけれど、家の内部構造が腐り、老朽化したらあなたのこれら大切なモノは一切守れなくなるのです。
そのための家のメンテナンス方法を教えてくれる本でした。
家を引き渡しされた日が家の誕生日であり、点検日でもあります。家の資産価値についても国の指針が変わりつつあることがわかり、知識のアップデートに最適な本です。
Posted by ブクログ
リフォーム業者の著者が、持ち家のメンテナンスのポイントについてまとめた本。持ち家の方は一読の価値はあると思いました。
築十年は人間でいうと40歳、という表現が言い得て妙ですね。
若い時ほど、無理は効かないけど、まだまだ現役だぜ、と思いながら日々忙しくて、運動や体調管理がついつい後回しになる年齢、といったところでしょうか。
持ち家or賃貸論争がよくありますが、もうこれは人生観によるので、客観的な決着はつかないでしょう。持ち家もメンテナンスしないと、高温多湿の日本ではボロボロになるので、それを自分でプランニングするか、賃貸という形で、現金は出ていくけど、ライフプランに合わせて住み替えるか、という個人の選択という気がします。
ローンを払い終わった後は費用は”浮きます”、と書いてあるが、メンテナンス費用や固定資産税はかかるわけで、きっちり自己管理できるか否かですね。例えるならば、運動と食事の節制ができる人は健康で長生きです、ということで、それを出来ない人も多々いますので。
知識として参考になったのは以下でした。
・2018年の相続法改正で、夫の死後も妻が家に住み続けやすくなる「配偶者居住権の創設」
・壁ですね、サイディング(昔はモルタルが多かった)を、手で触って「白い粉が手に付く」と劣化が進んでいるのでリフォームを検討する必要があること
・サイディングについては、加えて2000年以前には、現在規定の「外壁通気工法」ではなく、直張り工法をされている家も多く、この方法は劣化しやすい。
・インスペクションについて、「既存住宅状況調査技術者」「既存住宅現況検査技術者」「長期優良住宅リフォーム推進事業登録インスペクター」などの資格をもった業者がよい。
・リフォームによる万が一のトラブルのため「リフォーム瑕疵保険」に入っている業者を選ぶことが重要であり、一般社団法人住宅瑕疵担保責任保険協会のwebで検索して登録業者が確認できること
Posted by ブクログ
とにかく「換気」を心がけることにする。
リフォームは済んでいるので、
今のところは問題点はなし。
〈本から〉
家を大切にする人ほど、幸福度が高くなる
マイホームに住み続けながら、その自宅を担保に金融機関からお金を借り、契約者が死亡、もしくは契約期間が満了したら、自宅を売却して一括返済する「リバースモーゲージ」を使って借りるという手もあります。
水分の侵入を許さなければ、シロアリの被害は防ぐことができる
シロアリはジメジメしたところが大好き
1つは、合成洗剤やホウ酸による防蟻処理をすること
水による家の腐敗対策を第一としてアンチエイジングリフォームが、シロアリから家を守るために重要。
外壁と屋根が、家の大敵、雨水から家を守る
新築時の欠陥によって起きた事故のうち、なんと90%以上が雨漏りに関わるもの
家のアンチエイジングのために、あなたが今すぐできること
家の最大の敵は湿気
・換気を心がける
・壁の周りには、物を置かない(物を置いたところに風や太陽があたらず、湿気がたまりやすくなるから)
・家のチェックを怠らない
Posted by ブクログ
家のオーナー側にたって、メンテナンスの重要点を記載
・日本の住宅政策は、量の確保から質の向上を目指し、ストック型社会への転換が必要だと判断した。
・長く住み続ける家のメリットは、「廃棄物の削減」「経済的余裕」
・外壁と屋根の補修が家のアンチエイジングのカギ。長く住み続ける家は、すなわち水分から家を守ること。
住宅瑕疵担保保険法人調べでは、新築時の欠陥に起きた事故のうち、90%以上が雨漏りに関わるもの。
・外壁は建築部材によってリフォームのタイミングも方法も変わる。外壁の建築部材(外壁材)は、大きく2つ。
水を使わずに施工できる「乾式工法」→サイディング ※日本の新築住宅の9割。
水を混ぜて施工する「湿式工法」→モルタル・コンクリート・左官材料
・5年ごとにインスペクション(住宅の劣化や不具合の状況調査)して、問題がある箇所だけをリフォームする。
・信頼できる資格は、既存住宅状況調査技術者・既存住宅現況検査技術者・長期優良住宅リフォーム推進事業登録インスペクターなど。
・インスペクションガイドラインの検査項目は、該当箇所の劣化は放置することで、重大な問題につながる可能性があること。
「柱・はり・土台・壁・基礎(蟻・腐食・傾き・ひび割れ)」「屋根・外壁・サッシ・天井(雨漏り・水漏れ)」「給水管・排水管(さび・詰まり・水漏れ)」
→「屋根・外壁」は需要が高く、外からでも確認できる、単価が高い
・余裕があればバリアフリ、防犯リフォームを心掛けるべき。
侵入口の半数以上が窓から。そして、侵入に5分以上かかれば、約7割の強盗があきらめる。
5年
◎シロアリ対策
(合成殺虫剤防蟻) 15〜20万円
(ホウ酸防蟻) 25〜30万円
◎そのほか
クロスやドア、フローリングに不具合がないか点検
10年
◎屋根(スレート)表面塗装 40〜50万円
◎畳表替え 5〜6万円
◎外壁(モルタル)表面塗装 80〜100万円
◎外壁(サイディング)表面塗装 80〜100万円
◎外壁(シーリング)打ち替え 15〜20万円
◎ベランダ防水 10〜15万円
◎雨どい(表面塗装) 10万円〜
◎シロアリ対策(合成殺虫剤防蟻) 15〜20万円
15年
◎屋根(金属)表面塗装 40〜50万円
◎お風呂交換 100〜150万円
◎トイレ交換 15〜20万円
◎キッチン交換 50〜100万円
◎洗面台交換 10〜20万円
◎給湯器交換 15万円〜
◎ガスコンロ交換 10万円〜
◎シロアリ対策(合成殺虫剤防蟻) 15〜20万円
20年
◎屋根(スレート)表面塗装 40〜50万円
◎畳表替え 5〜6万円
◎外壁(モルタル)表面塗装 80〜100万円
◎外壁(サイディング)表面塗装 80〜100万円
◎外壁(シーリング)打ち替え 15〜20万円
◎外壁(サイディング)、屋根の防水紙点検
◎ベランダ防水 10〜15万円
◎雨どい(表面塗装) 10万円〜
◎シロアリ対策(合成殺虫剤防蟻) 15〜20万円
(ホウ酸防蟻)点検
◎そのほか クロスやドアの点検
25年
◎屋根のすべての素材の点検
◎シロアリ対策(合成殺虫剤防蟻) 15〜20万円
30年
◎すべての屋根のふき替え 250万円
◎外壁(サイディング)表面塗装 80〜100万円
◎外壁(サイディング)張り替え 300万円
◎外壁(シーリング)打ち替え 15〜20万円
◎ベランダ防水(重ね塗り) 25万円
◎お風呂交換 100〜150万円
◎トイレ交換 15〜20万円
◎キッチン交換 50〜100万円
◎洗面台交換 10〜20万円
◎給湯器交換 15万円〜
◎ガスコンロ交換 10万円〜
◎クロス全面張り替え 130万円
◎ドア交換 100万円
◎フローリング交換 320万円
◎畳交換 10万円
◎シロアリ対策(合成殺虫剤防蟻) 15〜20万円
(ホウ酸防蟻)点検