【感想・ネタバレ】入門 男らしさの歴史のレビュー

あらすじ

人は男に生まれるのではない。男になるのだ、と言えます。そして、時代が変われば、男らしさも変化します。……それをとらえるのが男性史研究です。そこでは英雄や偉人も登場しますが、男らしく生きる/生きようとする「ふつうの」男性も、男らしさに苦しむ男性も、男らしさから落伍した男性も重要な研究対象です。――「はじめに」より ・決闘に応じる男の名誉 ・徴兵を拒むのは臆病なのか ・男もハイヒールをはいていた/男はいつの時代も変わらないのか? 【目次】はじめに/第一章 男らしさはつくられる――男性史の誕生/第二章 男のからだを魅せる――身体とスポーツ/第三章 男同士でわかりあう――大学・クラブ・決闘/第四章 「男らしさの学校」に入隊する――徴兵制と「慰安婦」/第五章 戦わない男、戦えない男、戦いの果てに――誰が英雄か/第六章 「クィアな」性を生きる――「変態」は社会によってつくられる

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Posted by ブクログ

フェミニズムやクィアスタディというよりも視点を逆にして男性性というものを見直すことによってだいぶ見通しが良くなる。モノグラフとして読んでおくと良い。主に政治・思想・文化について述べられているが、もっと行けば経済構造などに突っ込むことになるだろう。

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2025年10月03日

Posted by ブクログ

「男らしさ」がどのような道筋を辿って現代まで引き継がれてきたか、を丁寧に簡潔に捉えた一冊。

文章がとても分かりやすくて、するする読めた!
入門書として、とても適していると思う。さすが筑摩プリマー(前にも行ったことがある気がするけれど…)。

巻末の文献などを参考にしながら、自分で学びを深めていきたいと思う。

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2025年09月27日

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