【感想・ネタバレ】羽柴秀長と豊臣政権 ――秀吉を支えた弟の生涯のレビュー

あらすじ

豊臣秀吉の実弟は温厚柔和な人物で、兄の天下統一に力を発揮した。兄の欠点を補ったこの弟が長生きしたなら豊臣政権は長く続いただろう……。羽柴秀長は、そんな印象で語られることが少なくない。だが「偉大なナンバー2」というイメージは作られたもので、一種の虚像である。本書は信頼できる研究や史料に基づいて、秀長が、秀吉の天下統一に果たした役割、豊臣政権内での仕事、大名としての領地支配の実態という三つの視点からその生涯をたどり、人物像に迫る。

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Posted by ブクログ

秀長は秀吉のイエスマン。
たとえ兄弟であっても、秀吉の家臣になってしまう。
兄弟エピソードがもう少し欲しかった。政治的な動きは面白い

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2025年10月24日

Posted by ブクログ

秀吉あっての秀長なんで、秀吉の記述が主になる。延々細々な描写が続き、眠くなってくる大門クオリティ。
ただし、厳密さにはそれなりのこだわりがあるというか、こういう説もあるがこう考えられるいう感じの記述なのは誠実。その辺に関しては、新書レベルの歴史本ではかなりいい方のはず。大雑把に迂闊な断定を乱発する非道な歴史本とは一線を画しているところは◎。

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2025年09月30日

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