【感想・ネタバレ】米中激突 恐慌――板挟みで絞め殺される日本のレビュー

あらすじ

2018年から続く米中貿易戦争が世界の金融市場に打撃を与え続けている。米中の激突が誘発する金融恐慌である。この貿易戦争は、途中からITハイテク戦争に姿を変えた。米IT企業は頭を抱えたが、それでも米国の対中国強硬派は手を緩めない。なぜなのか? 実は、米中貿易戦争は、金融戦争だったのだ――本書ではフィンテックの進化とともに進む文明の転換を、余すところなくときあかす!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

中国は日本とは違って、アメリカに負けないし、いいよう言いなりにも、操られもしない。
中国人たちは、ここ数年アメリカに刺激されて、かえって国も個人もやる気がみなぎってきているそうです。

米中の激突は、いまや金融戦争に突入。
アリババの金融商品により、西側(米、欧、日の先進の高度金融資本主義)は、決定的な敗北を喫した。
人類史がここで動いた。
世界は中国に負けた。

中国の成長により近代500年間の白人文明が敗北しつつある。

ゼロ金利などというバカな話は、お金というものの性質が根本から変わる。資本主義の良さが根本的に成り立たないし、終わってしまう。
そのあと人類に、何という金融秩序、経済体制が現れるのか、今のところ誰にもわからない。

韓国・朝鮮半島のお話も出ています。

ロシアと中国がたくさん金を買って購入している話。

副島さんの本ではいつものように、日本がアメリカにいいように食い物にされて、言いなりになってばかりで、今ではすっかりと貧しくなってしまった私たち日本人の貴重なお金で下らないものをたくさん買わされたりしているお話もきちんと教えてくれています。

今まで多くの日本人達がありがたがってきたほとんどの白人(特にアメリカ人)共たちなんかは、ちっとも日本人のためになんか生きようともしない、自分たちにとってあまりにも都合のいい、調子のいい、日本人のことを馬鹿にして、いいように食い物にしてきた大悪魔共たちだということがよくわかります。

ファーウェイを中心として、世界で、底知れない、未知なる最先端の何ごとかが進行している。

いつもながら副島隆彦さんの本からはとても刺激を受けますし、貴重な知識を教えていただけます。

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2020年09月30日

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