あらすじ
気鋭の好敵手出現! 剣一郎を狡猾な罠が待ち受ける! 優れた探索力と圧巻の剣技で数々の難事件を解決に導く、北町奉行所与力・水川秋之進。最近つとに名を上げ、南町の風烈廻り与力・青柳剣一郎と並び称されるほどになった。剣一郎は後進が育つことを喜んでいた。そんな折、南街が自殺とした事件を水川が掘り起こし、殺しと断定。すると、にわかに剣一郎を貶める蜚語が飛び交い始めた。剣一郎は、脚光を浴びる英雄与力の怪しい動きを追うが……。
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Posted by ブクログ
やはり、前回の予感通り最強の敵に翻弄されながらもギリギリ企てを回避する方向の作品だった
瓦版における青痣与力が現在のSNSの人気や炎上を思わせるが、今までの「長年の信頼がそんな簡単に崩れるか?」とか、「ラスボスがこんな姑息なまどろっこしい手段をとるか?」とか通勤の帰りに思いながら読みました
Posted by ブクログ
前の巻で解決できなかった事件の黒幕からの報復作戦が進む。
青柳の南町奉行所と、北町奉行所、それぞれの花形同心を主人公に、瓦版が大売れ。
そこには何か意図が。
次第にエスカレートする、瓦版。
青柳の腕を誹謗するための付箋だった。
あの大物老中が又しても、青柳に魔の手を。
北町奉行所の面々を始め、青柳を信奉する仲間たちと事件を紐解くと。。。
まだまだ終わりそうにないこの事件。今回も解決とは言えない。スリリングな1冊に。