あらすじ
この東京において、決して豊かでなく、むしろよくないイメージすら持たれている足立区で育ち、高校時代は100点満点の試験で2点や6点といった点数を連発し、先生からは留年勧告を受けたこともある(保護者宛の手紙をもらい、初めて高校にも留年があることを知った)、どうしようもないほどの落ちこぼれだった僕。2009年、ついに僕は大学に休学届を提出して、新しい世界を求めて足立区を発つことにした。向かった先は、アジア最貧国バングラデシュ。その土地で会いたかったのは、現代最高の社会起業家であるグラミン銀行のムハマド・ユヌス博士。博士のような人間になるために、グラミン銀行で修業をしたかったのだ。
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Posted by ブクログ
教師不足をかかえるバングラディッシュで、貧しい農村の子どもに、自身の経験した「東進式映像授業」を展開。
遂にその村から現地の東大といわれるダッカ大学への合格者を出すまでに至る「e-education」の創始者 税所篤快 の自伝。
といってもまだ彼は22歳くらい。すごいです。
特に何かしたいという思い、現地に行って課題である教師不足を発見、ソリューション。この一連の流れはマザーハウスの山口さんの行動とスゴくだぶって見えます。
手段ではなく目的。そして、それは目標を掲げるのが自分一人だけでなく仲間を集めることのできる大きな志ならば手段はついてくるのかもしれません。
まずは志。そして、それを成し遂げる行動力。
・・・と偉そうなこと書いてるけど、本当にすごいです、彼。