【感想・ネタバレ】デザイナーのためのプロトタイピング入門のレビュー

あらすじ

デジタルプロダクト/ハードウェア/IoTプロダクト/UI・UX設計に欠かせない必須プロセスの基礎知識!


ユーザーに影響を与えるような、価値のある製品を作るためのベストな方法として、プロトタイピング(試作モデルの作成)とそれを用いたユーザーテスト(実際のユーザーから貴重な知見を集める方法)があります。けれど、デザイナーの多くはこの重要なステップを省略し、まだまだ自身の直感や慣習に頼っているのが現状ではないでしょうか。

本書では、初級~中級のデザイナーへ向けて、完璧さよりスピード重視の低忠実度のプロトタイプから、ほんものそっくりの高忠実度のプロトタイプまで、さまざまなレベルでのプロトタイピングの狙いと手法を説明します。そしてプロトタイプを実践する企業の事例、ベストプラクティス、試行錯誤のプロセスを紹介しながら、基本的な知識を与えていきます。本書を読み終える頃には、デジタルプロダクトやIoTプロダクト、ハードウェアなど自分がデザインしている製品をもっとよくするためにはどんなプロトタイプやユーザーテストが必要かがわかり、アイデアをとことん突き詰めていく力が身についているでしょう。


“プロトタイピングはデザイナーが学び、業務に取り入れるべき最も重要なスキルの1つだ。プロトタイピングを実行可能で教えやすい枠組みに落とし込むことにかけては、キャスリン・マッケルロイの右に出る者はない。この本はすべてのデザイナー必携の1冊だ”
アビー・コバート(SVA プロダクツ・オブ・デザイン・プログラム教員)

“プロダクトの仮説検証で、プロトタイプが果たす役割は大きい。プロトタイプを通じて、我々はユーザーとの、そしてチームとの間で、新たな理解を発見する。一方で、プロトタイピングにはこれまでまとまった手引きがなかった。本書は強力に支援してくれるだろう”
市谷聡啓(『カイゼン・ジャーニー』『正しいものを正しくつくる』著者)

“過去の延長線上にないプロダクトをつくるために必須の技法「プロトタイピング」。その重要性を知りつつも、実際にどうすればいいか悩んでいませんか? 本書から様々な場面における実例を深く学ぶことは、きっと最初の一歩につながるでしょう”
小林 茂(情報科学芸術大学院大学[IAMAS]教授)

“プロトタイプツールを使って手軽に作れるようになったけど、なぜか業務が楽になっていない方。そもそもどういうプロトタイプを作ると効率的なのか知りたい方に最適な書籍。プロトタイプは相手にアイデアを伝えるための手段です”
長谷川恭久(デザイナー)

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Posted by ブクログ

今までほんわかしたイメージでプロトタイプの作業をしていました。この本を読んで、指差し確認よし!のように俯瞰的に作業を理解できるようになりました。

私はkeynote,Invision,Adobeのソフトウェアを使っています。最新のソフトウェアやアプリも気になりますが、著者のおっしゃる通り「ツールの習得に時間をかけてはダメ。作るのが最優先だよ」という意見に賛同します。

さてと、読み終わったら、すぐに作業しようっと!

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2021年10月21日

Posted by ブクログ

プロトタイピングの目的から手法、検証方法まで書かれていて、これからプロトタイピングを始めたい人にはオススメ。

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2020年10月27日

Posted by ブクログ

次の職場でプロトタイプ制作に少し関わるので、業務プロセスならびに自分でも少し手を動かそうと思い、概要を掴むために購入した本
結論からいうと、Arduinoでも何でも良いので実物に触る方が早いが
タイトル通り、デザイナーやビジネスパーソンが実際のフローやペルソナを設定して、忠実度ごとにプロトタイプを作る様など
疑似体験ができる本と言って良いと思う
ただ少し内容はくどいので、必要な箇所だけ読むと良い
電子書籍版を購入して、都度検索して読むなどの方が理解が深まるのではないだろうか

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2019年09月04日

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