【感想・ネタバレ】日本のヤバい女の子 のレビュー

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書店員のおすすめ

例えば、古事記のイザナミ、竹取物語のかぐや姫、堤中納言物語の虫愛づる姫君。昔話に出てくる女性たちは、激怒の末に毎日1000人ずつ殺すことにしたり、人死にが出るほどの無理難題を押し付けたり、世の中が好むことを好まずに好まないことを好んだり、なんだかみんな「ヤバい」。でもホントにそれだけかな…?と、テキストレーターのはらだ有彩さんが、日本の神話・民話・古典文学などに出てくるさまざまな女の子たちについて、独特なイラスト付きで語るエッセイ集です。
はらださんの平易かつ今どきの言葉で書かれたあらすじと切れ味鋭くユニークなエッセイ、そしていくつかのイラストでそれぞれの章ができていて、1つの章で1人の女性について語られていくのですが、まるで古典の授業の後、先生に教わった解釈からはズレているけど、自分ならこう読むね!と友達同士で盛り上がったときのような、そんな気持ちで読み進められます。「役割」とか「普通」とか「忖度」とか、そういうもの自体もイヤなんだけど、そういうものに振り回されている自分もイヤだと思っている人に、ぜひ読んでいただきたい作品です。昔は当たり前だったことも今なら「あり得ないよね」と言えるように、今は「おかしくない?」と思うだけのことが未来では「昔はそんなこともあったらしいね」と化石化する時代が来るのかも…と視野と空想がどんどん広がるかもしれません。

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年02月02日

女性特有の視点で切り込んで、昔話に登場する女性を、よく分からない、あるいは、エキセントリックな女性から、どこにでもいるような普通の女性に引き戻してくれる。イラストも著者本人が書かれたのだと思うけれど、文章にマッチしていて、シンプルな絵ながらかわいい。裏表紙の絵が一番好き。他の昔話の女性の解釈ももっと...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年11月03日

泣きながら読んだ。帯の、松田青子の推薦文もいい。こういう良心のある本、心のある女性、真の意味で女性をエンパワメントする本がふえてほしい。もう、エンパワにみせかけた脅しはうんざりなのだ。泣きながら生きてきた女の子たちの声をひろっていかなければ。

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Posted by ブクログ 2018年09月16日

昔話の女の子たちをもっと身近に親身に読み解いてみるっていう新感覚エッセイ。虫愛づる姫はただ単に虫が好きな子だし、飯食わぬ嫁に出てくる旦那はクソで、乙姫が浦島太郎と別れたときの台詞はきっとほんの少しの意地悪だった。特に最後の「有明の女御」についてが好き。理不尽な目にあったり理不尽なこともしたり都合よく...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年09月07日

東京医大の女性差別が取りざたされて、今までのあれもこれも、全部女性差別だったかもしれない、と自分の過去をラベリングしはじめて苦しくなってきた。ネットで何度かコラムを読んでいたんだけど、また話題になってるし、表紙の赤箔が可愛いし、手元に置いておきたいというきもちもあって購入。なんかネットで読んでた3倍...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年06月26日

はらだ有彩さん(@hurry1116)『日本のヤバい女の子』
すごくよい本。かつてどこかにいたかもしれない昔話の女の子たち「母だし」「妻だし」「女だし」わたしの中にもいろんな内面化があることを彼女たちを通して教えてくれる。昔話で語られる女の子たちみんなにもそれぞれの性格があって人生がある。

はらだ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年02月26日

こういうの……初めてだなぁ。と思いながら読みました。
時間のある昼休みに少しずつ読んでいたのですが、一人ずつの章が簡潔に短くまとめられているので、少し空いた時間に読むには最適でした。しかも、女性特有の目線と言うか考え方と言うか、昔からあるお話だからこそ、固定概念で読んでしまうので、それがひっくり返さ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年02月24日

本当は怖いグリム童話、みたいに、昔の話に解釈をあたえてどうのこうのやる、ってやつは、何故かけっこう楽しい。ふーん、あっそういうことねー、っていう感じでガッテンした気になる。
今回は、いろいろヤバイことやってる女子も、実はいろいろ理由があったんやで?と女子を救済する展開。女子が酷いことしたときは言い訳...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年02月20日

多分 女子同士って立場が違っても 垣根を外して
語り合う事さえできたら「わかる~ うんうん」
と話せる気がするんですよね
たとえ 1000年の昔であっても同じ
「ヤバイ」って 振り切った格好良さがありますよね
ワクワクとしながら読める本でした

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Posted by ブクログ 2018年11月14日

昔々、マジで信じられないことがあったんだけど…。「浦島太郎伝説」の乙姫、「落語 皿屋敷」のお菊など、昔話の女の子たちを題材に綴った一冊。ウェブマガジン『アパートメント』掲載を加筆し書籍化。

なかなか面白い視点。

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Posted by ブクログ 2018年09月20日

昔話に登場する女の子たちを、超現代感性で解放していく試み。
ツッコミポイントが私にはとても新鮮で、新しい時代キテルな!的なところに少し焦りもする。

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Posted by ブクログ 2018年09月01日

どうしたらこんな切り口で古文を読めるんだろう?

学生時代、いや幼少期から読み聞かされていた竹取物語を、これは現代でいうとこういう物語、はい終わり、で終わらせる本じゃない。
その物語の真実って、実は違うんじゃないか、もしかしたら登場人物はこうしたかったのではないか、と考えられる作家さんの想像力にワク...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年07月23日

20人の歴史や伝承,物語上の女性たち.書かれていることを,ちょっと待ってと疑問を投げかけ,男社会で都合よく変えられたのではないかと疑い考察する.その現代風の解釈が絵も含めて非常に楽しい.

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Posted by ブクログ 2019年08月29日

古典、むかし話の女の子たちのことを考えてみる…
現代の社会通念で考えると当たり前のツッコミから、
まだまだ今でもバイアスかかってるよね?ってことをあきらかにしているものまで、すっと切り込まれてる。

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Posted by ブクログ 2019年08月05日

昔話で作られた、エキセントリックな女性たち。その女性たちを血の通ったひとりの人間として、普通の女の子として、決められたストーリーから抜け出させる。昔話の女の子たちと話し込むようなエッセイ。精神的に強く、輝く女の子がたくさん。ただ著者様の像に沿えれば…だけど。そこは読者が脳内書き換えもアリって感じで!

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Posted by ブクログ 2019年05月26日

学生時代古典が苦手だった自分もスルスルと読むことが出来ました。鬼とか天空とか、今のネット世代の自分たちにとっては想像の出来ないものだったので、視野が広がるというか、昔の人はこう考えてたんだなと想像。
中高時代しか古典に触れていなかったので、
この本をきっかけに、大人になった今だからこそ古典に触れてみ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年03月31日

「こうだったらいいな」を詰め込んだ本。
どんな場面でも女子の味方になっていて、
こんな視点もあるのかと興味を持ってさくっと読めた。
文の調子がtwitterみたいで読みやすい。
好き嫌いが分かれそう。。

馴染みのある昔話も、
改めて考えると結構ヘビーで残酷だなってちょっと引いちゃった。
救いのない...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年03月19日

サックリと読めるし、登場する昔話の女の子たちは、なじみ深い人たちばかりで分かりやすい。百年後の人たちは彼女たちをどのように評価するのだろうか。知りたいな。

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Posted by ブクログ 2019年02月20日

神話や昔話のヒロインについて、彼女たちって本当はこんな気持ちだったんじゃない?と、改めて見直せる本!

この本を読む前に、今昔物語の本を読んだばかりでしたが、その時は無意識に、男性目線で読んでいました。

男が美女の妖怪に騙されたり、とても恨みがましい女性が登場したり、そういったお話の数々を読み進め...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年02月13日

おかめや乙姫など、昔話や伝承に出てくる女の子たちを現代の視点から見てみたら…確かに「ヤバい」!
言動が、思考が、巻き込まれていく展開がヤバい。
そのヤバさに寄り添い、トコトン女の子の味方を貫いた本。

エピソードごとに、物語のあらすじとツッコミどころの紹介、挿絵、そして「もしこの話が現代だったら」と...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年07月24日

へぇ〜こんな話があるのか〜と初めて知る物も多かった反面、作者の違和感ポイントへの考察にはあまり共感できなかった。
ただ、作者の違和感ポイントに対して、自分はどう思うかと考えながら読むと面白い。

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