【感想・ネタバレ】真夜中の幸福論のレビュー

あらすじ

著者は、幸福を次のように定義する。
「その人が自然体で生きていること。自分が愛せる自分自身として生きていること」

そして、そのための条件として、「ぶれない軸が自分の中にしっかりとあること」をあげる。つまり、自分の人生を支える確固たる軸があって、その軸と日常の思考・言動を一致させてはじめて、人は幸福に生きることができる。

けれども、ともすれば周囲に流され、自信を失い、将来に不安をいだく私たちにとって、必ずしもそれは容易なことではない。
いったい、どうしていけばいいのか? どこに向かっていったらいいのか?

著者自身の悩み多き二十代とその努力の日々をも率直に語るそのさまに、いつのまにか、心が浄化されていくような不思議な読後感の一方で、自分自身の人生の波を自分で作り出すべく、身も心も引き締められるのである。

さらに、豊富にちりばめられた著者の言葉は、まさに、魂の言葉だ。

「昨日の未熟な自分に心から感謝し、明日の成熟した自分を喜ぶために、今日の努力する自分を生きること」
「世界に招かれるのではない。我々が世界を招待するのだ」
「沈黙の世界から生まれてきて、沈黙の世界へ戻っていく我々」
「人生は他者と競争するものではない。人生を比較する基準など存在しない」
「人生の目的とは他者に勝つことではなく、より成熟した自分に向かって歩くことだ」
「結局のところ人間の不幸というのは、いま自分が息をしていることに対する感謝の気持ちを忘れたときに始まる」
「幸せというのは影のようで、追いかけると逃げていくが、太陽に向かって走り出すと、追いついてくるものである」
「我々はいちばん忘れるべきものをいちばんよく覚える。我々はいちばん覚えるべきものをいちばんよく忘れる」
「好きなことをやるということも幸せなのだが、やるべきことを好きになることも幸せである」
「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である」
……

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Posted by ブクログ

ネタバレ

素敵な本と出会えました。

誰しも幸せを願い生きている。

その中で知らず知らず他者と比較したり、競争したりしていると思います。

本書と出会い、本当の幸せとは自分の中にのみ存在し、それを自分自信が感じることだと理解しました。

最近、やりたい事だけをやるとか、嫌な事はしなくていい的な本が増えた中で、好きなことをやるということも幸せだが、やるべきことを好きになることも幸せである。

との一文は自分の心の中にかかっていた靄がすーっと晴れていく感じを得られた。

「我々が生きる今日という日は亡くなられた方々が夢見た明日である」ただ息をして生きていることにも感謝をしながら、幸せを感じながら生きていこう。

※読みながら著者であるジョン・キム氏の本を新たに購入して来ました※

説明
内容紹介
著者は、幸福を次のように定義する。

「その人が自然体で生きていること。
自分が愛せる自分自身として生きていること」

そして、そのための条件として、
「ぶれない軸が自分の中にしかりとあること」
をあげる。つまり、

自分の人生を支える確固たる軸があって、その軸と日常の思考・言動を一致させてはじめて、人は幸福に生きることができる。

けれども、ともすれば周囲に流され、自信を失い、将来に不安をいだく私たちにとって、必ずしもそれは容易なことではない。
いったい、どうしていけばいいのか? どこに向かっていったらいいのか?

著者自身の悩み多き二十代とその努力の日々をも率直に語るそのさまに、いつのまにか、心が浄化されていくような不思議な読後感の一方で、
自分自身の人生の波を自分で作り出すべく、身も心も引き締められるのである。

さらに、豊富にちりばめられた著者の言葉は、まさに、魂の言葉だ。

「昨日の未熟な自分に心から感謝し、明日の成熟した自分を喜ぶために、今日の努力する自分を生きること」
「世界に招かれるのではない。我々が世界を招待するのだ」
「沈黙の世界から生まれてきて、沈黙の世界へ戻っていく我々」
「人生は他者と競争するものではない。人生を比較する基準など存在しない」
「人生の目的とは他者に勝つことではなく、より成熟した自分に向かって歩くことだ」
「結局のところ人間の不幸というのは、いま自分が息をしていることに対する感謝の気持ちを忘れたときに始まる」
「幸せというのは影のようで、追いかけると逃げていくが、太陽に向かって走り出すと、追いついてくるものである」
「我々はいちばん忘れるべきものをいちばんよく覚える。我々はいちばん覚えるべきものをいちばんよく忘れる」
「好きなことをやるということも幸せなのだが、やるべきことを好きになることも幸せである」
「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である」
……
内容(「BOOK」データベースより)
比較しない。競争しない。今日を生きる。『媚びない人生』に続く、不安の世代への衷心からのメッセージ。

0
2020年10月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「結果に対し責任を負う決意をもって自分が選択した道はつねに正しい」(本文引用)。

メルマガ「真夜中の幸福論」を読んで以来、ジョン・キム氏の紡ぐ言葉は、私自身のなかによく浸透してきます。
自分が思っていて、しかしカタチとして言葉にならないでいたような思いを、明確な言葉にして代弁してくれたような、そんな感じ。

例えば自分の選択に対して、別の道がよかったんじゃないかと思う気持ち、いらぬ後悔。そんなことを思っても、結局別の道は選ばなかった訳で、そしてその結末を知る由もなく、そんなことを思ってしまう自分がいる。

それに対して、
「結果に対し責任を負う決意をもって自分が選択した道はつねに正しい」と言い切ってくれたこの言葉。
「自分が選択した道はつねに正しい」ではなく、「結果に対して責任を負う決意をもって自分が選択した道」というのも、とてもしっくりくる。

そんな風にして、この本のページをめくるごとに、いくつもの気づきを与えてもらいました。
「よい言葉」のシャワーを浴びたいなと思う時にオススメ。

最後に。この言葉にもぐっときました。
「今日は今日というだけで素晴らしく、奇跡的です。我々は今日をもっともっと愛すべきではないでしょうか。」(本文引用)
まさに。

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2012年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心にささったフレーズを忘れないようにしたい。「正解だと思われる道を選択するのではなく、選択したのちにその道を正解に造り上げていくのが人生である。」「我々が生きる今日という日は、亡くなられた方々が夢見ていた明日である」

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2012年07月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

印象に残った言葉

1.自分軸をつくるには、常に自分が戦ってる分野で全力をで頑張る
自分だけの山を登ることで、最終目標エベレストが見えてくる

2.時間はその密度、内容によって価値が決まるから、年老いても、何もせずにただ時が過ぎただけなら、その人には何も残らない。

3.孤独の中で自分を見つける。孤独を楽しむ。

4.幸福のものさしは自分の中に持つ

5.自分の決めた道を正解にする努力が一番重要
人生では選択した瞬間に答えがでるわけではない

6.幸せの本質は歩みにある
何かを目標に頑張る時が、その時が一番幸せ

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2015年05月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本書は自身のメルマガ「真夜中の幸福論」が原点。
 「ヨーロッパ・アメリカなど各国を転々として暮らし、さまざまな文化に触れてきた中で、人間はどう生きればいいのか、常に考え続けてきた」という。~まえがきより引用。

 「社会の中で成功したいという気持ちを周りの誰よりも強く持ちながらも、まだ未熟で実績も無く認められていないという現実の中で、自分しか自分を信じてあげられる人がいなかった~成長の可能性に対する信頼です。最初は、それしかありませんでした。」本文より
 
【メモ】
1.ぶれない軸をもつ。
・自分自身のぶれない軸を作るために必要なことは、孤独を恐れないこと。ひとりになって自分と向き合い、密度の濃い時間を過ごすこと。

2.センス・メイキング
・ごく当たり前のことに対しても、意味を見い出せること。
・他者は同じ結果を見て不幸だと思うかもしれないけど、自分にとってはそれが幸せだと見い出すチカラを持つこと。

3.幸せの本質は歩みにある。
・「幸せに向かって歩いているのではない。一歩一歩幸せを感じて歩いているのです。」本文より

4.潜在意識をコントロールする。
・いったんスーツケースを開けて中のものを並べ、必要なものと不必要なものを見極めて、必要なものだけをスーツケースに戻す。
・このスーツケースが潜在意識である。
・潜在意識は顕在意識によって支配できることに気付く。

5.代替不可な自分
・「いまこの瞬間を真剣に取り組む。居心地良くなったらそこ(組織・専門・国)から離れる。そしてまたゼロからはじめる。それを続けていくことで、既成の仕組みの中では分類されない代替不可な自分ができる。」本文より

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2013年07月04日

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