【感想・ネタバレ】小説EV戦争のレビュー

あらすじ

中国・安東省双慶市で計画される「EV(電気自動車)タウン計画」。
EV受注に名乗りをあげる日本政府主導の「日の丸連合」、大胆な案で勝負に出る韓国最大手企業、技術力に勝る大阪の中小企業の熾烈な入札闘争がはじまる。
そこに暗躍する中国政府の陰。複雑な利害の糸が絡み合う乱戦に勝つのは――。
城山三郎経済小説大賞作家がEV戦線の今をリアルに描く国際経済小説!!

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Posted by ブクログ

よく書かれているが、一方でEV=リチウムイオン電池という一方的な切り口が内容を単純化している。
さらに日本の1企業のみを成功者として記載されるため、事前に期待していた「EVをめぐる世界の熾烈な戦い」という経済面での記述はリチウムイオン以外については乏しく真新らしさはない。たとえば自動運転に関して日本は完全に欧米に遅れているものの、電池の会社がEVの鍵を握る、という一方的なストーリー。日本と中国の話のなかに欧米の影はほぼない。

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2018年05月03日

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