あらすじ
戦前のスピード感あふれる流線形車両はデザイン優先だったが、高度成長期に航空技術や空力を考慮して造形された高速鉄道車両、新幹線が登場。以来、新幹線の形は、トンネルやカーブが多い日本特有の環境下で、スピードだけでなくエネルギー効率や乗り心地、騒音削減などの課題に対応しながら進化を続けている。リニアにも言及し、デザインから機能で変化していくようになった高速車両の造形について、図版を豊富に使って紹介する。
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Posted by ブクログ
暑い日が続いている。
こういうときはどこか涼しいところに行きたいと思う。
夏休み、あるいはお盆休みで新幹線を利用して移動する機会も増える今日このごろ。
新幹線の成り立ちについて知っておくのもいいかと思い読んでみた。
流線形は新幹線のイメージそのものと言ってもいい。
そんな流線形を19世紀のアメリカ人が考えていた。
職業は、教会の牧師、新聞記者、推理小説作家、冶金学者、陸軍大佐など、鉄道と関わりのない人たちなのが面白い。
いかに空気抵抗を抑えて走るか。
紆余曲折を経て新幹線が開業して今に至る。
リニア新幹線に関しては、静岡県にいる「こじらせおじさん」のお陰で2027年開業が怪しくなっているが、超伝導リニアの技術について日本が独走している。
形一つで早さに関わるのか。普段、気にもしなかったので興味深いなあ。