あらすじ
ヨーロッパ旅行に出かける旅行者の観光の目玉といえば、世界遺産。有名な教会や宮殿などが建築された時代の建築様式の基本を知ることで、さらに鑑賞が楽しいものになる。本書では、古代から19世紀までの西洋建築の様式の特徴と魅力を、世界遺産を例に紹介・解説する。登場する世界遺産は、パルテノン神殿、アヤ・ソフィア、シャルトル大聖堂、ケルン大聖堂、サンタ・マリア・デル・フィオーレ聖堂、サン・ピエトロ大聖堂、ヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館新館…など。
※この電子書籍は2013年11月にJTBパブリッシングから発行された図書を画像化したものです。電子書籍化にあたり、一部誌面内容を変更している場合があります
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Posted by ブクログ
こうやって、改めて見直してみるとけっこう行ってるなあ。でも、まだまだ行きたいところばかり。ヨーロッパ以外にも魅力的な石の建造物はいっぱい。交流の無い大航海時代以前から、洋の東西を問わず。遺伝子に刻まれた知恵がグレートジャーニーで拡散したのかなぁ。不思議。
Posted by ブクログ
世界遺産検定を受験する前に、ゴシック、バロック、古典主義などの建築様式の特徴と時代を整理したいという期待に応えてくれた本。
建築の世界を、西洋の世界遺産に絞って解き明かす本。
紹介するのは、ギリシアからモダニズムまでの様式。
本書のいいところは
①写真や図が多い
②専門用語の解説がページ下部にある
③説明に時代背景や余談が入って結びつけやすい
めちゃくちゃ初心者に優しい構成になっている。目線を合わせてくれている気遣いが感じられて最後までストレスなく読めた。
様式の見分けがつくと楽しい、とはじめに著者が言っている通り、実際に世界遺産を見に行きたくさせてくれる。世界遺産や世界史の勉強したい人はおすすめ。
Posted by ブクログ
ざっと読み。とりあえず行きたいところをピックアップ。
・パルテノン神殿―ギリシア ※柱の存在感の素晴らしさ。ギリシア建築。
・コロセウム―イタリア ※とてもかっちょいい。ローマ建築。
・パンテオン―イタリア ※神殿。正面に刻まれいてる「M. AGRIPPA L. F. COS TERTIUM FECIT」は「ルキウスの息子マルクス・アグリッパが3度目のコンスル(執政官)の時に建造」という意らしい。なんという主張。ローマ建築。
・ピサの斜塔―イタリア ※正式的には、ピサ大聖堂の鐘塔、なのかな。ピサが都市国家であることも初めて知った。へぇ。何で傾いているのだろうと続きを読むと、単なる地盤沈下によるものだった。なるほど。ロマネスク建築。
・ノートルダム大聖堂―フランス・パリ ※荘厳。ゴシック建築。
・ケルン大聖堂―ドイツ ※要塞みたいなギザギザ感がたまらん。ピナクル(小尖搭)というらしい。ゴシック建築。
・シャンボールの城館―フランス ※これは掲載されている写真がきれい。水面に映ったその姿を含め、観てみたい。ルネサンス建築。
・サン・ピエトロ大聖堂―バチカン市国 ※でかい。そして長い。カトリック教会の総本山。この言い方がもう仏教的。ファサード(って何だ?)の上にずらっと並んでいる使徒の皆さんにびっくり。でかい。外だけでなく、内部に入ってじっくり鑑賞したい。ミケランジェロの『ピエタ』きれい過ぎる。バロック建築。
・ヴュルツブルク司教館―ドイツ。 ※でかいそして長い再び。左右対称の秀麗さ。チャペル、階段室のフレスコ画、そして「鏡の間」は是非観てみたい。感嘆。バロック建築。
・ルーヴル美術館―フランス・パリ ※そりゃ中にも入りたいけれど、外観にうっとりする。あ、こちらの様式がシンメトリー基調なのね。古典主義建築。
・ヴェルサイユ宮殿―フランス ※何から何まで凄い。「鏡の間」、「マルスの間」、「王室礼拝堂」、そして庭園側ファサード。かっちょいい。庭園や水路等、外も素敵。古典主義建築。
・ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)―イギリス ※ギザギザ感がいい。ヴィクトリア・タワー、ビッグ・ベンがある。宮殿内のロイヤル・ギャラリーはきんきらきん。19世紀建築。
・サグラダ・ファミリア―スペイン ※思っていた以上にゴツゴツしていた!正式名称は「聖家族教会」。聖堂内部はバシリカで、ってバシリカとはなんぞや。とりあえず色味が好き。他にもガウディが建築した「カサ・バトラ」には行ってみたい。「自然界には直線は存在しない」という考えらしい。ほう。19世紀建築。
・サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂―スペイン ※なんかゴツい感じでいい。ロマネスク建築。