あらすじ
女子刑務所のカルテの第3巻!刑務所で健康診断!?そこには思わぬ障壁が待っていた!「藤生は…“詐病”の常習者です…」「先生が不当な医療を行ったと…訴えてきました」大学病院の医師・粂川が非常勤で勤務する先は女子刑務所!常識では考えられない患者に、粂川は追い込まれてゆく!
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詐病
大学病院で働きながら女子刑務所の非常勤医をする女性の日々を描いた作品の第三巻。
刑務所で働くようになり囚人の検診をする晶は彼女たちがとにかく主張が強いことにびっくりしていた。
そんなある日健診をしてみたらどうかと提案してみるが刑務官たちの反応はあまり芳しくない。
というもの囚人たちの中には休みたいとか薬が欲しいとか外の病院に行ってみたいという理由でありもしない症状をでっちあげて医者に伝える「詐病」をすることがしばしばるかららしい。
そもそも普通の診察も刑務官が詐病かどうか判断してから晶に報告するので彼女たちの仕事が増えてしまう。
だから反対しているのだ。
ただ刑務主任の後押しもあって全員の健診をすることになる。
一人ひとりに真剣に向き合う晶。
熱中するあまり時間がかかり囚人たちからも不満の声が上がり始める。
そんな中一人の並んでいる途中の囚人が一人倒れる……。
主人公の熱意はとても立派だと思うが読んでいてだんだんイライラしてくるだけに藤生の気持ちがなんとなく理解できた。