【感想・ネタバレ】ライジングサン 4巻のレビュー

「どうせ働くならよく分かんねぇ一人の社長(やつ)のために働くより 国(1億人)のために働くほうが面白そうじゃねーか!」
そんな一言を軸に、一人前の自衛官を目指す「自衛隊マンガ」です!無鉄砲で熱く、感情のまま行動する主人公は、レスキューマンガなんかでは王道といえば王道ですが、『ライジングサン』は自衛官の細かいディテールにも凝っているので既読感はありません。
キーホルダーやアクセサリーとして一般化してる「ドッグタグ」の用途や、自衛官のズボンのボタンの硬さ、宿舎でのシーツの敷き方など、描写が細かくて感心!!
そして何より、今この時代に「人命救助」や「災害現場」を描くことには、他のテーマのマンガを描くのとは異なった使命感があったことと思います。「災害現場」を描くことへの作者の気遣いや苦悩も、作中から感じ取って貰えれば嬉しいです。(書店員・アンコウ)

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Posted by ブクログ 2017年08月30日

髪の伸びた神崎候補生がカバーか。凛々しく整った顔立ちなんだけどね~(^^; それは兎も角、鉄線鋏カバーを見るけることで訓練隊が一つになった。来島の背負うものは重いが、叩き上げで登り詰めようとする彼には今一つ感情移入できず。教育隊最大の山場である夜間10km行進がどうなるか? 一気は嬉々として歩いてい...続きを読むるなー

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Posted by ブクログ 2013年11月05日

 自衛隊に入ることが正解だったのか。始まってしまった道に悩み、苦しむ姿を描きながらも得るものの大きさをしっかり描いていました。

 今自分はなにをしているのか。大体の人間はその日々自分は何をやっているのかぼんやり考える時間はないほど楽しんでると思いますが、多少の人間は本当に悩んでいる時や迷っている時...続きを読むって今自分が何をしているのかとふいに思う時があります。だけれども、そういった時に自分が何を得たのか確認するとグッと自分を支えられる。そうした描写が今回の4巻には詰まってました。人それぞれなにを得るのかは別ですがそれを自覚できたときまたひとつ一歩を踏み出せる。外出の日の帰りのような走りだす彼らがまさにそれを象徴しているようでとても良かったです。

 今巻から高卒で体育学校に挑戦する来島にスポットが当てられ、変わらない才能について次巻を跨ぐ形で終わりました。変わりたい自分に期待して入るものもいれば変わらない自分を保ち続けたい人間も入ってくる。そうした人間一人一人の描写をこれからもうまく繋げていってほしいです。

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