【感想・ネタバレ】参勤交代のお勘定 江戸時代のヒトとカネを動かしたシステムのレビュー

あらすじ

参勤交代の実像はこんなにも更新されていた!
幕府が大名の力を削ぐための施策であったという理解は今は昔。最新の研究や詳細な史料をもとに、参勤交代の多面的な姿を明らかにする。『三河吉田藩・お国入り道中記』で、三河吉田藩という一つの藩をマニアックなまでに掘り下げた著者が、経済や文化に多大な影響をおよぼした参勤交代の、巨大で豊かな全体像に迫る。

第一章 「いい塩梅」なシステム
第二章 参勤交代とカネ
第三章 サラリーマン武士は移動する
第四章 「ハケン」が支えるお大名
第五章 公共事業としての参勤交代
第六章 参勤交代の終着点

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Posted by ブクログ

ネタバレ

<目次>
第1章  「いい塩梅」なシステム
第2章  参勤交代とカネ
第3章  サラリーマン武士は移動する
第4章  「ハケン」が支えるお大名
第5章  公共事業としての参勤交代
第6章  参勤交代の終着点

<内容>
豊橋市美術博物館の学芸員の著書。三河吉田藩(現豊橋市)の研究を中心に、参勤交代をかなり詳しく紹介している。タイトルに「お勘定」と入っているので、細かくお金の話になるのは仕方がない。一般に言われている参勤交代の役割を、もっと掘り下げ、言われていることの間違い(参勤交代は大名の財政を悪化させるため→目的ではなく結果)など、ぎりぎり専門的にならないような書き方。この辺を深掘りしたいなら言い入門書だと思う。

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2025年10月08日

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