【感想・ネタバレ】男の詩集のレビュー

あらすじ

七五調に代表される、日本の美しい言葉のリズム。その韻律に彩られた珠玉の名詩を味わいつくせるのが本書である。上田敏、北原白秋、石川啄木、島崎藤村、百人一首から、中島みゆきまで心を洗う名詩文がならぶ。ちなみに著者は、詩への要件として、次をあげる。●暗記できること●文章が美しいこと●わかりやすい文章であること●口ずさめること●リズムがあること●いつまでも忘れないこと●酔ったときに、口ずさむと急に幸福な気分を味わえること●他人に対してやさしい気持ちが持てること●「オレだって、生きていてもいいんだ」という自信も持たせてくれること●他人にも「こういう詩がありますよ」と教えてあげたくなること……。まさに、本書にはその要件を満たした詩が満載されている。本書を一読すれば、日本人がこれまでいかに美しい言葉を紡いできたか、あらためて感動させられるに違いない。生きていくために、これだけは知っておきたい名詩集である。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 昭和2年、東京生まれ、童門冬二さん。美濃部都知事の引退とともに都庁を去り、作家生活に。「男の詩集」、2003.4発行。著者の感性を刺激し、暗記し、自分自身の一部になった「詩」、著者の道標の「詩」が紹介されています。石川啄木、島崎藤村、若山牧水、小林一茶、カール・ブッセ・・・。

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2023年09月20日

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