【感想・ネタバレ】下町の迷宮、昭和の幻のレビュー

あらすじ

田端にある古い銭湯の「昭和湯」の主人が旧式の柱時計を見るうちに……。飛鳥山公園の坂を上るたびに、母親の顔から「癒しの天使」となる女は……。かつての人気漫才師が、古巣の浅草にある蕎麦屋で聴いた歌謡曲は……。三十年ぶりに谷中を訪れた紙芝居屋が、千代紙を買った後に向かうのは……。現代の下町を舞台に、郷愁と恐怖が横溢する昭和レトロホラー。

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Posted by ブクログ

文庫版再読。レトロホラー短編集。ホラーなのでもちろん怖いのだけれど、とてもノスタルジックで優しさを感じられる作品もあります。しんみりと浸って読みたい一冊。
お気に入りはやっぱり「廃屋」。この句があまりに怖いのは相変わらず。「おかあさんはざしきにいる」がもはやトラウマのような言葉となっています。いろいろ不穏な想像をしてしまうぞ……。
「まどおり」も怖いなあ。よく考えると、こういう場所って実際あちこちにある気がします。立地条件は悪くないのに何をやっても流行らない場所。そうかやっぱりそうなのか……。

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2012年06月30日

Posted by ブクログ

舞台がすべて自宅近辺で情景がリアルに浮かぶ。都市伝説の類よりも生々しい怖さがあると思う。下町と霊というのが意外にマッチすると感じた。

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2012年06月07日

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