【感想・ネタバレ】蒼ざめた眠りのレビュー

あらすじ

各紙絶賛の隠れた名作、ついに電子化!

日経、毎日、中日新聞、週刊現代、週刊文春、週刊新潮ほか、二十媒体以上で取りあげられたハードボイルドミステリ巨編が、ついに電子化。
死にかけた海辺の町にもちあがった空港建設計画。町は真っ二つに割れていた。そんな中、辰巳翔一は廃ホテルを撮影中、反対派の女性ジャーナリストの絞殺死体を発見した。殺害女性の元夫で地元新聞の記者をしている安昼のたっての願いで、辰巳は元探偵である経歴を買われ、事件の解決を手助けして欲しいと頼まれる。簡単な事件に見えたが、しかし事態は二転三転し、辰巳自身想像すらしなかった事件の闇に絡め取られていく。
疲弊する共同体、己が欲得に溺れる人間たち、希望の見えない日本という状況を活写しつつ、ハードボイルドの物語を描ききった著者渾身のミステリ巨編!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

※自分用メモ

【出会い】
出張先に専門・実用書しか持ってきておらず、小説を読みたくなって借りた。

【概要】
探偵もの。

【感想】
ハードボイルドということらしいけれど、つまりは我が身の幸せを顧ずということだろうか。
物語の核心のところが5年間だけの記憶喪失というところが、なんとなく曖昧・現実離れしすぎな設定で説得力を欠いたような印象を受けた。

内容以上に、解説で著者が技能向上のため1日原稿用紙1枚だけと決めて、しっかりした文章を書く練習を毎日続けた、という話が最近とみに目にする「ルーチン化」の話と重なってなるほどと思った。

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2013年03月02日

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