【感想・ネタバレ】キーエンス 最強の働き方 新人からベテランまで、最短で成果を最大化するシンプルなルールのレビュー

あらすじ

史上初。同期ビリから3期連続全社1位のトップセールスに! キーエンス「伝説の営業マン」が編み出した“仕事どころか人生までうまくいく”41のコツ 「売上高の50%以上が営業利益」という日本を代表する高収益企業のキーエンス。その源泉は、他を圧倒する営業力。キーエンスの営業パーソンは、細かいセンサー電子機器を含めると1000種類以上の商品を扱い、高い専門知識が求められ、全員が毎月100件以上の対面営業をする部署もある。このキーエンスで、著者は史上初の3期連続を含む、5度の営業成績1位を獲得した。だが、人前で話すのはもともと苦手で、採用試験にあたる「20秒自己PR」では開始数秒で完全にフリーズ。一度は不採用となった過去を持つ(後日、開かれた理系向けの試験で採用)。「同期ビリ」だった著者が「伝説の営業マン」に上り詰めることができたのはなぜか。背景にあるのは、キーエンスの研修で叩き込まれた「仕事の基本」に加え、独自に開発した「愛され力」。短期間でお客様に「この人は信頼できる」「この人から買いたい」と思ってもらえるテクニックを使いこなしていた。本書で紹介する愛されテクには、「商品にキャッチフレーズをつける」「相手との間に資料を置く」といった新人~ベテラン問わず真似できる“ひと工夫”から、「外出前に報告させる」「部下を育てながら自分も成長する」といったリーダー向けの心がけまで、営業の現場はもちろん、職場やプライベートでも効果をすぐに実感できるものばかり。本書で示す働き方をインストールするだけで、仕事の概念が変わり人生までも好転する1冊。 【本書の内容】●序章 人生と働き方が好転する「すごい営業力」――最短で成果を出す人の「考え方」 ●第1章 やった分だけ成果につながる一流の事前準備――仕事ができる人の「心構え」 ●第2章 30分の面談は人生を懸けたショータイム――相手の記憶に残る「コミュニケーション」 ●第3章 「時間の神様」に愛される人が見えないところでやっていること――仕事が速い人の「段取り」 ●第4章 部下も自分も成長する最高のマネジメント――成果を最大化できる人の「再現性」 ●第5章 夢を実現するメンタルを身につける―― 一生活躍できる人の「付加価値」

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Posted by ブクログ

キーエンス3年連続1位の営業が著者。
(しかも、キーエンスのランキングは前年度比で決まるから、伸び率が3年連続1位)

具体的な愛されテクがたくさん書いてあって良かった!

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

・感想
良い点:
•実践的な工夫が多い:ちょっとした行動パターンや習慣、話し方・段取りなど、すぐ真似できそうな具体例が多く、営業職以外の人にも応用できるものがある。
•著者のサクセスストーリーが説得力あり:同期ビリという逆境スタートからの成功、キーエンスという競争が激しい環境でのトップという実績が、ノウハウに信頼を持たせている。
•構成のバランス感覚:準備・仕事の速さ・コミュニケーション・マネジメント・メンタルという仕事の多面的な要素を網羅していて偏りが少ない。

弱い・限界だと感じる点:
•営業職以外には当てはめにくい場面もある:キーエンスは対面営業が主体/競争型の文化が強いため、バックオフィスやクリエイティブ系など環境の異なる仕事ではそのまま適用できない“部分”がある。
•“愛され力”など抽象度の高い要素も混ざっている:具体例は多いが、「なぜそれが効くか」「どのように状況に応じて調整するか」といった考え方の部分で深掘りが足りない印象がある。
•成功例中心で、失敗例・リスク・限界の描写がやや薄い:逆境克服の過程はあるものの、どれだけリソース(時間・支援・能力)が必要かという現実的なコストの見積もりが読み手によっては過小評価に感じる部分もある。

総じて、「良いヒントが多いけれど万能薬ではない」という印象で、⭐︎3という評価が妥当だと思います。

・Todo
1.ひとつ、小さな「愛されひと工夫」を取り入れる
例:資料・提案時にキャッチフレーズを付けてみる/商談時に相手との間に資料を置くなど、相手の記憶に残るちょっとした視覚・話法の工夫を一つ選んで実践してみる。
2.毎日の事前準備ルーティンを作る
出勤前・外出前・商談前などに「必ずやること」をリスト化する。例えば「訪問リストを確認」「相手の最近の動きチェック」「目標数字を明確に持つ」など。準備で差をつけておく。
3.段取り・時間管理を見直す
自分の仕事の“見えない部分”――移動時間・待機時間・資料準備など――を洗い出して、効率化できるところを削るか構造化する。タイムブロッキング・バッチ処理などを試す。
4.フィードバックを受けて改善する習慣を持つ
同僚・上司・顧客から「この話し方はどうだったか」「準備は十分だったか」など聞ける場を持つ。特に営業なら商談後の振り返りを必ずする。
5.メンタル管理を強化する
成果が出ないとき、同期との差を感じるときなどのメンタルの揺らぎを抑えるため、目標の小分け・成功体験を意識的につくる。休息・振り返りを入れる時間をスケジュールに確保。
6.教える側になる
新人や後輩に、自分がこの本で学んだ“ひと工夫”を教えてみる。人に教えることで自分の理解が深まり、また言葉にすることで応用の幅も広がる。

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2025年09月23日

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