【感想・ネタバレ】医療が日本の主力商品となるのレビュー

1,100円 (税込)
499円 (税込) 12月31日まで

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3.5
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あらすじ

日本には「医は仁術」という道徳観念があるが、医師がいくら誠実にやる気を出してみても、最新の医療設備、治験制度やITインフラで遅れをとってしまっては、国内外の富裕層は、韓国やシンガポールなどの医療先進国で治療を受けるようになるだろう。
国民皆保険制度という手厚い医療制度がある日本が、適切かつ競争力のある医療産業を実現するためには、経営力が必要となり、マネジメントの手法が確立されなければならない。
本書は、日本における医療と経済の合流点を見据え、医療は産業であり、商品であるという視点から、新たな成長戦略に道を探る。
また、そのためには、医療側だけでなく個々人に何ができるのかも考察していく。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

諸外国の制度や状況を元に、今後の日本における医療制度・医療産業について考察されている。やや医師側に寄った目線であることは否めないが、比較的中立的な視点で書かれている。

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2013年05月26日

Posted by ブクログ

■日本医療

A.日本の医療制度は世界的に優れたものであったし、それは多くの医療者の献身的な努力によって、世界最高水準を維持してきたものだ。
しかしこれが、今後も精神論にのみ支えられているものではあってはいけない。

B.日本の医療制度は、世界に誇る国民保険制度によって、患者が自己負担の金額を意識しにくい仕組みになっている。
これは、受診抑制を起こしにくい、どこでも平等な医療を受けることができるといった大きなメリットがある反面、性善説に立つ制度であるため、生活保護の過剰受給で問題になっているような「ただ乗り」を引き起こしやすい。

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2012年10月31日

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