あらすじ
110万部を突破したベストセラー『超訳 ニーチェの言葉』。
今までになかった、現代に生きるわたしたちを勇気づけるニーチェの名言集を生み出した白取春彦が、机上の空論あるいは単なる教養としての哲学ではなく「生きるための哲学」としてのニーチェの思想を語る。
〈本書の一部〉
「哲学は論理の正しさがどうのこうのというものではないし、そもそも哲学は学問ですらない」とニーチェは考えたのだ。
ニーチェは、哲学は人間が今ここに生きるべき生の本質だと考えた。生き方が哲学だと思っていた。真理がどうのこうのではなく、まず生き方をニーチェは重要視する。
だから、論理が正しいから真理だという考え方はしない。
この生き方が人間としてまっとうかどうかということを問題にする。このまっとうさとは、社会的、倫理的、宗教的な真摯さの意味ではない。人間本来のまっとうさを具現化しているかということだ。
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Posted by ブクログ
たまにはこういう哲学の本を読むのもいい刺激になります。入門と書いてあるので、わかりやすく書いてあるものと思いますが、それでも私にとっては難解でもっともっと読み込まないと頭の中で整理できないです。ただ、最後の章「生きるためのニーチェ」は比較的すんなり頭に入ってきて、非常に参考になります。
Posted by ブクログ
ニーチェは受験勉強してる時から好きで読んでみたかった。
導入としてこの本をとってみたが、とてもわかりやすくニーチェの言葉が紐解かれていました。
今度はそのまんま翻訳されたものを読んで自分なりに解釈してみたい。
Posted by ブクログ
哲学書を読んだことない人でもニーチェの考え方がどんなものだったか知ることができる。現代に生きる私たちの個々の観点についても納得のできる内容だった。現実を肯定し強く生きるべきだという考えにはとても賛同できた。
哲学なんて難解でよく分からないって人に是非読んでほしい一冊。
Posted by ブクログ
ニーチェについてはほとんど知らない状態で読んだ。
難しい表現がなく、とても分かり易かった。
ニーチェが誤解されるポイントや、ニーチェ自身もキリスト教に誤解していたことについて解説があり、今後ニーチェ作品を読むにあたり参考になりそう。
人生をよりよく生きようとするニーチェの意思が感じられた。
読んでみて、ニーチェに対する興味や好感が湧いた本。
Posted by ブクログ
“作曲する哲学者”としかニーチェを認識してなくて
かなり遠い存在に感じてたけど
今は「ニーチェさんはじめまして!」と握手して知り合いくらいの存在にグッと縮まった感じ!
この本を読んでニーチェに対しての私なりの解釈は
まだまだ語れるほどニーチェと分かり合えたとは思えないので今はまだ心の中で感じた事を
温めておこうと思います
いつかニーチェが良いお友達と思えた時に
自分なりの解釈を述べれてたら嬉しいなぁ(´-`)
今は理解しようとせず ニーチェの世界観を
ただ感じようと思います
全部受けとめる…といってもいいかも!
以前まで全く知らなかった世界を “知らない”と自覚することが今は楽しい!
もうそれは知らないと自覚した時点で 知っている事への第一歩みたいな気がする…
“無”という概念は人間が作りだしたもので
あるならば
私は人間に生まれてきて良かったと思う
“無”と思っていた世界が“有”に変わっていく過程を
これからも楽しんでいけるのだから!!
Posted by ブクログ
アドラーの哲学をほんの少しだけ知って、読んでみたニーチェ。 読めない漢字や解らない単語で何度、調べたか(ノ∀`) ただ当たり前に理解は出来なくてもw ほんの少しだけニーチェの思想?が理解できたようで哲学って面白い!って思わせてくれた1冊でした。
Posted by ブクログ
”ニーチェ”に対する大まかなイメージを掴むことができた。かなり共感できる考えだった。哲学には、難しいイメージや怖さも感じていたが、ただ単に知らなかっただけであることがわかった。
Posted by ブクログ
あまり哲学にふれたことの無い人でも読むことができると思う。
内容も複雑ないいまわしは無く、難解な単語も無いので理解しやすい。
変なビジネス書なんかよりよほどためになる内容だと感じる。
Posted by ブクログ
“超訳ニーチェの言葉”の著者が同年の後に出した本です。
ニーチェの考え方がどんなものだったか。
それが哲学用語をなるべく使わずに綴られています。
更にニーチェの強さだけでなく、弱さも指摘されています。
Posted by ブクログ
ニーチェは、プロイセン(今のドイツ)で産まれた。 神を認めない考え方。 また、物事を遠近法で評価する。 また、もうひとつは、ニヒリズム(虚無主義)を推奨する。