【感想・ネタバレ】新装版 ぼくらの時代のレビュー

あらすじ

栗本薫は22歳、某マンモス私大の3年生。アルバイト先のTV局内で発生した女子高生連続殺人事件を、ロック・バンド仲間の信とヤスヒコと解決しようと挑む――。当時の若者たちの感覚や思考を背景に、凝った構成と若々しい文体によって、シラケ世代とミーハー族の心の断面をえぐった江戸川乱歩賞受賞作。1979年週刊文春ミステリーベスト10第1位。(講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最初に読んだ感想としては、この作品を男性が書いていたとしたらすごく非難を浴びたかもしれないのではないかと感じました。ひょっとしたら 賞はもらわなかったかもしれないかもしれないと。

伊集院大介 もの を沢山読んで,栗本薫の愛好者になってから読みました。
「ぼくらの時代」を、栗本薫の作品として最初に読んでいたら,栗本薫の作品を読み進もうと思わなかったかもしれません。
この作品以外での登場人物としての栗本薫(男性)は,もっと透明感があり,素直だと思っていました。
「ぼくらの時代」でのような行動は取っていないような気がしました。

ネタばれになるのであまり理由は書けません。
栗本薫の愛好家以外の人の評価をぜひお聞きしたいと思います。

栗本薫の愛好家になってしまったので,ついつい擁護したくなっています。批判は抑えたくなっています。

栗本薫の初期の作品なので,難点があってあたりまえではあるので, 歴史的作品としての評価が高い。
賞を取った作品という意味が無かったら,評価は低いかもしれない。

栗本薫(登場人物)を男性として描写したのが作家栗本薫(女性)の原点であることがわかると、さまざまな謎が読み解けるだろう。

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2011年06月29日

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