あらすじ
時効の壁を乗り越え、殺人犯を追う男の執念――「なぜ僕の家が狙われたんだ」16年前、押込み強盗に両親と妹を殺されたプロボウラー草柳は、偶然見付けた盗品のボールに犯人の手掛りをつかんだ。時効が成立した事件の犯人を逮捕できるか? 密命を帯びた菱刈率いる「捜査第0課」は、盗聴、変装、囮捜査と手に汗握るスパイ大作戦で、解決不能な難事件に挑む!『眠れぬ夜の殺人』に次ぐ、珍しい長編シリーズ第二作。1989年刊行。(講談社文庫)
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
Posted by ブクログ
2017年13冊目。
「眠れぬ夜の殺人」から間を開けずに続編。
いやー・・よくできてるなぁ・・。
相変わらず3人の絡みもいいし、ホントに1つ1つがつながってく感じとかもうあっという間に読んでしまった。
もちろん、やはり今とは色々勝手が違うから、んー・・って思うところもあるけど、それでもやっぱり面白かった。
あたしは、続編の方が好きかな。
2022年8月再読。
やっぱ好きだなぁ…ソーレンw
眠れぬ夜の殺人から続けて読んだ。
今回の再読では最初の方が好きかも。
法月綸太郎の解説読んで、あーそうだったのかーと納得しつつさみしくなった。
Posted by ブクログ
16年前、押し込み強盗に両親と妹を殺されたプロボーラーの草柳。彼は仕事で出向いたボーリング場で、当時、盗まれたボールを偶然見つける。持ち主を見つけ、そこから犯人を探し出そうとするが、時効が成立しているため、警察は取り合ってくれない。独自で捜査を進めた草柳は強行突破に出る。 捜査第0課シリーズ第2弾。
長編では唯一のシリーズもので、しかも事実上、合作者最後の作品。
パーフェクトな菱刈、色仕掛けで犯人たちを罠にかける聡美、お調子者で推理力にかけるが行動力は抜群の相馬は健在。 時効が成立してしまった事件ということで、はなっから捜査第0課が動き出す。 今回は前作ほど入り組んだ事件ではないけれど、草柳や犯人、そしてその周辺の人物それぞれに動きがあって楽しめた。