あらすじ
世界には、創業から100年を超える「100年企業」が7万4,037社存在するそうです(2022年、日経BPコンサルティング社調査結果より)。日本には3万7,085社あるといいます。つまり、約50%が日本企業。世界における日本人の割合は2%弱と推定されていますから、異常な数値にもみえます。
本書は、多くの老舗企業に社労士としてかかわる著者が、「100年続く事業構造」にするために欠かせない取り組みを、再現性が高まるよう体系化させて解説。知名度が低い中小企業でありながら、優秀な社員を継続的に採用できる手法や人材育成等についても、事例をとおしてわかります。
あなたの会社、あるいは関与先の企業を、「100年先まで続く組織」にしてみませんか?
【本書より抜粋】
私たちにとっての「当たり前の習慣」が、世界では当たり前のことではない。さらに踏み込むと、外国人だけでなく、戦後生まれの私にとっても、100年企業の「当たり前」は風変りなものです。
私は、それらを整理し、「非合理にも思える取り組みの背後にある意味はなにか」を自問しながら体系化していきました。
そして、たどり着いた結論があります。
日本の100年企業には〈実践的な哲学〉が確立されている。哲学に昇華された経験に裏打ちされた戦略やビジネス手法がある。言語で体系化されていないが、そこに確かなビジネス理論が存在しているのだと。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
これからの経営が詰まっている。
これからは、利益優先の経営ではなく、社員を幸せにしていく経営が必要になる。
老舗企業こそ今の最先端企業だと思う。
Posted by ブクログ
100年企業の1従業員です。但し大企業である。この本に書かれているのは100年続く中小企業が、大事にしている事でありその大半は大企業では該当しなくなっている。とは言え、共通点は確かにあって一見合理性とは離れているように見えるが縁を大事にするところは実は合理性の塊なのだろうと感じる。100年企業は実際にその歴史を知ろうとして見ると実に面白く、自分の業務にかける思いが強くなり、会社への帰属意識も高まるから大変良いことであるし是非皆さんも一度会社の歴史に触れてみて欲しい。
少し話が散逸気味になったが。この本が役に立つかといえば起業家ならば場面があるだろうが一介のサラリーマンで活かせることは限られているように思う。あとはエピソード全体にわたって「100年続く企業」というより「50年前の企業」の姿を投影していて時代錯誤なものが大変多かったのと、世の中は暖かい・100年続く企業はキラキラしている、そんな描写で書かれているが実の所もっと生々しく汚らしいものである、という現実的な視点が抜け落ちて書かれているように感じた。著者のポジショントークで仕方ない面があると思うし、そこを織り込んで読む方が良い。そのまま同じ事を100年続く企業ではない組織が実行してもうまくいく可能性はゼロに等しいだろうと思う。