あらすじ
1984年に刊行された『三度目ならばABC』に、幻の未収録作品「はい、チーズ!」を加え、2011年に増補版が刊行された。ミステリーの様々なアイデア&トリックに溢れた、「ミステリーのお手本」。収録作「三度目ならばABC」「電話だけが知っている」「三人の夫を持つ亜矢子」「七人の容疑者」「十番館の殺人」「プールの底に花一輪」「はい、チーズ!」(講談社文庫)
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Posted by ブクログ
一人で考えても発想に限界。二人の個性がぶつかり、発想が止揚する。二人が化学反応のように合作する。そのようにして「おかしなふたり」の岡嶋二人ができた。
「電話だけが知っている」の制作過程が説明されていて興味深かった。
しかし多忙さの中で化学反応をする時間が取れなくなり、歯車が狂っていく。後半の「衰」への下り坂は痛ましい。
Posted by ブクログ
「三度目ならばABC」
「電話だけが知っている」
「三人の夫を持つ亜矢子」
「七人の容疑者」「十番館の殺人」
「プールの底に花一輪」「はい、チーズ」
「はい、チーズ」が追加された増補版。どの話もトリックが面白い。毎度お馴染みの挨拶で、関係者の口が軽くなって面倒な展開が無く証言してくれるのも良い。