あらすじ
●なぜカップの中の茶葉は真ん中に集まる? ●コーヒーをこぼしたシミが端ほど色濃くなるのはなぜ? ●芸術家たちが渦で表現したもの ●人間は水の上を走れるか? ●イグノーベル賞を2回受賞した粘菌 ●流体力学に学ぶ「th」の発音のコツ…… 数学にあまり自信がなくても楽しめる「流れの世界」への招待状! 流体力学の視点は、日常の風景をよりダイナミックに、そして、ずっと彩りに溢れたものにしてくれます。本書では、これまでの教科書や入門書とは全く違った方法で、流体力学による流れの捉え方を、世界の見方を、みなさんと共有してみたいと思います。本書で扱うトピックはいずれも独立したお話ですので、読みたいところから好きな順に読んでもらって構いません。気負わず、隣にお茶でも用意して気楽に楽しんでください。(本書「はじめに」より)
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Posted by ブクログ
面白くて、あっと言う間に読んじゃった~コップの中の嵐・祝杯の影に潜む渦・机上のコーヒー論・古代人は渦に何を見たのか・ゴッホが描いた乱流・達人の動きに挑戦・海の怪物・子育てに役立つ?流体力学・オレオのクリームを両面に乗せたい・ハチミツの食べ方・カオスのスープと神話・流れのネットワーク・すべーーる話・thの発音のコツ・流れのセンサー・クラゲのパラドックス・空の飛び方・渋谷のスクランブル交差点と人の流れ・100万ドルの懸賞金がかけられた方程式~身の回りの流れの不思議はものの見方(アート)で変わることを示してくれる力があるので若くして京都大学の教授になったんでしょうね。それにしてもイグノーベル賞って役に立つ研究を表彰しているね。それが偉い
Posted by ブクログ
興味のある分野で大学でも学んだが、改めて読んで学ぶととても面白かった。
身近なものの中に流体力学が隠れていることがわかった。
これを機にさらに流体力学を学びたいと思った。