あらすじ
ディズニーは、「高品質のサービスと商品+提供する場面の魅力」により消費者の購買意欲を旺盛にすることに成功。まさに“マジック”とも言える「儲かる仕組み」を構築した。訪れたゲストの滞留時間を長引かせる工夫、ゲストを“閉鎖空間”に囲い込む(テーマパークの発想)、ゲストをエリアに囲い込む(テーマリゾートへの進化)など、ゲストについついお金を使わせてしまうディズニー流奥義を公開。
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Posted by ブクログ
リゾート事業の参考にしたいと思い購入。
内容は分かりやすく本当に一時間ぐらいで読めてしまったが、参考になる点はかなり多かった。
ディズニーのコンセプトはファミリーエンターテイメント。顧客は思った以上に大人が多く。TDLの70%は18歳以上。
リゾートで収益性を高める秘訣は滞在時間を伸ばすこと。TDR全体で顧客を囲い込むことで飲食、宿泊、翌日の入園料を稼いでいる。
それを可能にする複合的な条件がある。一つはその広さ。TDRの広さは51haとUSJの39haより大きいが、この大きさが絶妙で、一日に回る切ることはできないが広すぎて不満を持つほどではない。二つ目はその距離感。USJは都心部からのアクセスが良すぎて都心部に戻って食事をしてしまう。
また、リゾート運営で重要な要素として如何にしてリピーターを獲得できるかという観点がある。オリエンタルランドは毎期100億円のの設備投資、パレードの更新によって顧客を飽きさせない。感じる距離が変わるように設計したり、周囲の環境が見えないように木を植えるなど、非日常を感じさせる工夫を徹底している。