【感想・ネタバレ】木山千景ノ怪顧録のレビュー

あらすじ

怪異をもたらす存在として、死後も恐れられた男・木山千景(きやまちかげ)。
生前の木山は魂の色が視える才能あふれる見鬼でありながら、ひどく病弱だった。少しでも生き永らえるため妖術にすがる木山は、人と怪異の仲立ちを生業とする一族の当主・帯刀燈(たてわきあかり)に弟子入りし、教えを乞う。
顔食みの面、襲いかかる生人形、晩夏の町に現れた雪女…帯刀の元には数々の悍ましい怪奇事件が舞い込んできた。後世に悪名を轟かせる男の苦悩と葛藤の日々を描いた怪異譚。

『夜行堂奇譚』が贈る、もうひとつの執念の物語(スピンオフ)。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

夜光堂奇譚シリーズを読んだことがないので、
ついていけるか…?!と読み始めたのですが
めちゃめちゃ面白かったです。
どうやら夜光堂奇譚シリーズでは死後も恐れられている男、らしい木山が主人公。
病弱であり、自分が少しでも長く生きるために帯刀に弟子入りする。
そんな木山はこの作品ではまだ若く、素直な部分もある。しかし家に得体の知れないものがいたり、それが人間を食ってしまっても気にしない。幼さがまだ残っているのに冷徹が既に垣間見えている。この男がなぜ死後も恐れられるようになったのか…。
読み終わってシリーズあるなら読みたいな…と思いました。まんまとハマりそうです。

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2025年10月23日

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