【感想・ネタバレ】天真爛漫な妹がいいと言ったのは皆様です～無慈悲無表情の私がいいと言ったのは――幼なじみの伯爵令息、あなただけ～のレビュー

とぅーのすけ / まち

妹は領民たちからも慕われる天真爛漫な、救済の天使――私は無慈悲無表情な嫌われ令嬢。
母亡き後、領地経営のため身を粉にして働いてきたルシェルの報われない人生は――色づいた。
十年前からルシェルを人知れず見守ってきた伯爵令息ユーリ様からの婚約の申し込み。
どんなに愛らしく、どんなにずるく、強引に妹のアイビーが迫っても、ユーリ様が愛しているのは私だけ。
本当の救済の天使が誰なのか。領民も社交界も知った時、ルシェルの前に広がるのは幸せな未来。
大加筆で贈る問いかけ作。天真爛漫なだけの妹とみんなに尽くす姉、どちらがみんな愛されますか？

[ワンワン · ★★★★☆]

ヒロイン妹は確かに天真爛漫なおバカさんで、図ってはいないのかもしれないけれど、人身掌握は上手でした。その後現実が見えたまともな人にとっては地獄でしょうけど。特に元婚約者。けっこうまともでした。妹よりおバカさんだったのはヒロイン父でした。
ヒーローはとても素敵で、できればもう少しページ数多くしてその執着ぶりを見せて欲しかった。

[サマ · ★★★☆☆]

可もなく

幼い頃に母親が亡くなり引きこもった父の代わりに領地経営、家政、妹の世話などを一手に引き受けてきたヒロイン。その努力も報われず全て妹に取られ、社交界では無慈悲な姉と悪い噂が流れ領民からは次期伯爵は妹のほうがいいとまで言われた絶望。本当によく耐えて頑張ったと思いました。ストーリー自体は短く、早々に家を出てヒーローの元で大事にされます。姉妹格差ものはよくあるのでこんなものかなという感じでした。

＃ハッピー