あらすじ
【電子限定!雑誌掲載時のカラー扉収録】実写映像化『午前3時の無法地帯』の2ndシリーズが登場! あの曲者だらけのデザイン事務所に期待の新人・たまこが入社。自信ナシ、色気ナシ、恋愛経験ナシ! 社員旅行のハワイを励みにがんばるたまこだけど…!? 地味系メガネ女子の受難とラブの大冒険☆スタート!! 作者が取材の様子を大暴露(!?)するおまけマンガつき。
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2013年にオダギリジョーと本田翼主演で実写ドラマ化された『午前3時の無法地帯』の2ndシリーズ!
ももちゃんが働くパチンコ専門のデザイン事務所に新人・たまこが入社。世間で言う“ブラック”会社にたまこは耐えられるのか?!仕事、人間関係、恋…控えめに生きてきたたまこの日常が大逆転。
人や社会に関わるのは臆病になりがちだけど、勇気出して行動してみれば、意外とポジティブになれることってありますよね。いろんな人のお話を聞いて、価値観が変わったり、視野が広がったり!感受性が豊かになっているからでしょうか。ねむようこ先生の水彩画のような優しい絵に、そんな登場人物の細やかな感受性までが表現されているように感じます。
今年書店員1年目の私にとって、この作品は共感することが多く、励みになりました!新しい環境でも負けず、楽しく、前向きに。そんなヒントが散りばめられている物語だと思いました。
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Posted by ブクログ
無法地帯からの続編。新人社員に主人公が変わって、「恋愛」がよく分からない主人公の成長譚。
前作よりもデザインというお仕事に焦点が当てられていて、自分たちがデザインしたものがどうやってみんなの目に届くのか、お客さんはどうやって思ってるのか、とか、そういう”仕事”そのものの楽しさとか奥深さみたいなものも描かれてる。
なんか、仕事、ってこういうものだよね、みたいなものが垣間見えてよかった。
でも、太った人が突然、会社に行けなくなって駅のホームで呆然としてしまう描写は怖かった。あーここ、ブラック企業だったんだ、って思い出しました笑
面白い
作者さんの作品はお話の構成や内容がスッーと入ってきていつのまにかお話に引き込まれるようなとても不思議な魅力があって大好きです。リアルな日常が丁寧に描かれていて素晴らしいです。
Posted by ブクログ
近年まれに見る面白さ。大人になりきれないこういう大人たちの三角関係は素晴らしい。無法地帯よりこっちの方が私は気に入った。
最終巻。ラストのたまこのお辞儀姿に私は泣けてしまった。
Posted by ブクログ
絵が可愛いからすんなり読めてしまうけれど
やっぱりこのブラック企業ぶりは酷い。苦笑
ももちゃんがしっかり成長して
先輩になっているのが微笑ましい。
ただ、前作の「午前3時の無法地帯」を読んでいなくても
この作品単体で十分楽しめる内容。
たまちゃん、チラシの部数変更の件を
「忘れてました」っていうのは違和感。
嘘ついてることになる。そこは事実を述べないと。
「このくらいの事はちゃんと主張しないと」
って言ってくれる堂本さんは良い上司だし、
それは好きになっちゃうよねと思う。
そして事実に気がついたももちゃんが
ちゃんと謝るところが好きだ。
輪嶋さんにも自己申告しようとしているし。
「彼女のいる男がしなきゃいけない努力は
惚れられないようにする努力」
中々の名言である。
瀧さんが
「人の恋路の行く末に先回りする権利なんて無い」
と言うけれど、これも違和感だ。
確かに単に勝手に望みがないだろうとか合わないと思う
と言った理由で
たまちゃんが堂本さんを好きになるのを邪魔するのなら良くないけれど、
恋人がいると知らないで好きになったら傷つくのはたまちゃんだし
ももちゃんがしていることは正しいと思う。
寧ろさりげないサポートで先輩としても好感が持てる。
宮下くんはいじめっこキャラで、ひどいことも普通に言うけれど
なんだかんだ良い子でもある。
たまちゃん、西岡家にあげたらだめだよと思って読んでいたが
ちゃんと宮下くんも指摘していた。
過去の自分を思い出すようでやきもきしてしまうのだろうか。
Posted by ブクログ
午前3時の無法地帯の続編。めがねっこでおしゃれでない地味な女の子がパチンコのデザイン事務所で朝も昼も夜も関係なく仕事に恋に向かう姿に応援したくなる。絵は今風でおしゃれでかわいい。