【感想・ネタバレ】小説 織田三代記 信秀・信長・信忠、天下取りへの道のレビュー

あらすじ

戦国の日本を統一へと導いた稀代の英雄・織田信長。その天下統一事業は信長の手だけでなされたわけではない!まず、信長の父である織田信秀。尾張国守護代に仕える三奉行の一人だった信秀は、下剋上の流れに乗って尾張の支配者にのしあがる。この父の遺産と遺志を引き継いで「戦国大名・織田信長」が誕生した。そして、尾張の統一のみならず、近隣の強敵・今川義元を討ち取り、美濃の斎藤家を滅ぼして、天下布武への道を邁進し始めたのである。さらに、信長の嫡男・織田信忠。本国の尾張・美濃を相続し、偉大な父の後姿を見詰めながら天下人の後継者になるべく己を磨いた傑物であり、「新しい日本」の建設に力を振るうことが期待された。しかし、本能寺の変に遭遇したとき、不利を承知で明智光秀に立ち向かい、父に殉じた。ここに信長の天下布武は幕を下ろしたのである。戦国乱世に身を置き、全力で戦い続けた織田家三代の男たちを描き出した力作長編小説。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

尾張で頭角を現した信秀。その意志を継いで尾張を統一し、数々の戦によって天下統一への足がかりを作った信長。父・信長の後継者として経験を積み、認められ始めた矢先に本能寺の変で父に殉じて短い生涯を終えた信忠。戦乱の世を全力で走り抜けた織田家三代を描いた一作。

0
2009年10月04日

Posted by ブクログ

う〜ん、ちょっと物足りなかったですなああああああ・・・
『三代記』というから、信長が戦い続けられた基盤である“資産形成”を信秀がいかになしていったかとか、信長は天下統一後を託すことになる信忠にどのような帝王学を施したか、などなど突っ込んでいるのかなあと期待していたのですが、信忠に対する信長の“ウェットな情”は出てくるのですが、あとは三代を順番に並べただけだなあ、という印象です。
・・・それに・・・
信長は途轍もない速力主義であったが、安土城には三年を要して造営した
・・・って・・・三年はかかりすぎ、ってことなんですよね、羽生さんからすると。
あれを三年で造営したのが超速力主義たる所以ではないのかなあ・・・

0
2009年10月04日

「歴史・時代」ランキング