【感想・ネタバレ】青嵐のレビュー

あらすじ

侠客・清水次郎長一家に2人の「松吉」がいた。一の子分、「森の石松」こと三州の松吉は美男で博打も喧嘩も強い兄貴分、いっぽう並外れた巨体で「豚松」と呼ばれた三保の松吉は女も博打も苦手な愛嬌者。好対照ながら同じように親と別れ、一家に身を寄せた2人は互いに認め合う。幕末の苛酷な運命が、2人と一家を待ち受けていた──。初夏、青葉のころに吹く「青嵐」のように、東海道を駆け抜けた最後の侠客を描く、傑作時代長編!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

死んだふたりが、あの世から現世を眺めたり、時間を遡って若き日の自分たちを眺める。ありがちといえばありがちな構成だけれど、こんなラストに繋がろうとは。なんでこいつら気付かねェんだ? と思っていたら…。五馬鹿の呆気にとられた顔と、次の瞬間の破顔が目に浮かぶ。(2014-07-27L)(2014-08-17L)

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2014年08月24日

Posted by ブクログ

次郎長モノとは全く知らずに手に取った、が
これが思いのほか嵌ってしまった。
この世を去った「森の石松」と「豚松」が天上から次郎長一家を
眺めている設定。
二人亡きあとの次郎長一家に絡めながら
石松と豚松の生い立ちも語られている。
親は命がけで子を守り子は親の為なら命を投げ出す任侠の世界。
この後、諸田玲子の次郎長シリーズへの皮切りとなった一冊。

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2010年07月17日

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