あらすじ
香月健太は33歳。3つ下の妻と5歳と6歳の娘たちと4人で横浜市郊外の住宅地に暮らし、大手家電メーカーの横浜営業所にサービスエンジニアとして勤務している。平凡でありきたりの毎日だったが、香月健太は心の底から幸せだった。あの男が現れるまでは……。明日から家族旅行へ行くという夜、事件は起きた──。
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Posted by ブクログ
大石氏の、久々の新作!!
大石氏の小説は、相変わらず読みやすいですね。
時間がかからない。さくっと読めます。
いつも大石氏は、加害者側からの視点での殺しがメインになっていたと思います。
が、今回は違います。
被害者の心理と加害者の心理が織り交ざり、何度も視点を変えた話になっています。
ホラー小説というより、サスペンスに近いかんじでしょうか。
怖い、恐ろしいとかはあまりありませんが、表現がなんというか迫ってくる感じで、読みふけってしまうかんじでした。
…でもぶちゃけ、いつもの殺人鬼モノの方が好みかもしれないなぁ。
ホラー文庫にはやはり 「怖さ」がもっと欲しいかも。