あらすじ
若い頃、肩に赤鬼の刺青を彫る無頼をしながら、62歳で南町奉行まで昇り詰めた名奉行・根岸肥前守鎮衛(ねぎしひぜんのかみやすもり)。「大耳」の綽名を持つ彼が奇譚を記した随筆『耳袋』には、誰にも見せないもう1つの秘帖版『耳袋』があった。物を言う猫、続けて人が死ぬ井戸……根岸が同心の栗田、家来の坂巻とともに江戸の怪異を解き明かす「殺人事件」シリーズ第1弾!
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Posted by ブクログ
妖談シリーズから先に読んじゃったんだけど
どうやら殺人事件シリーズの方が先だったようなので
途中で路線変更してみた。
妖談から読んでも差し支えないと思うが
一応この話は根岸肥前守が南町奉行の職に就いたところから始まるので
個人的にはこっちから読んだ方が収まりがよかった。
肥前守をサポートするふたりは妖談シリーズとは違っている。
根岸家の家臣である坂巻がイケメン設定なのは宮尾と共通か。
婚約者を失くしたエピソードなどで好感度は高いと思われる(笑)。
椀田が並外れてデカいように描かれているので
一応ゴツイ方認定の栗田がなんとなく可愛く見える気がする(爆)。
どちらかというとこっちのふたりの方が好きだな。
話的には自己紹介的な感じだろうか。
面白かったけど、むしろ先が楽しみ。