【感想・ネタバレ】シークの拒絶のレビュー

あらすじ

何とかアレハンドロを捜し、あの夜の責任を取ってもらわなければ。ブラバント国の王女エメリーヌは、自分と瓜二つのハンナに頼み、ハンナと入れ替わって一般人になりきりナイトクラブを訪れた。だが、ようやく見つけたアレハンドロに無視され、ひどく取り乱す。「みっともないまねはやめろ」そのとき、聞き覚えのある鋭い声が背後であがった。カダール国のシーク、マキン・アルコーリだわ。私を彼の秘書のハンナだと思い込んでいるのね。引きずり出された王女は、そのまま彼の国へ連れていかれる。ああ、どうしよう。これでは私が偽のハンナだと見抜かれてしまう。なりゆきに戸惑いながらも、マキンの魅力に王女の胸はときめいた。■「別れは朝まで待って」の関連作品です。前作のヒロインと入れ替わったエメリーヌ王女とシーク・マキンの勘違いから始まる熱いラブストーリーをご堪能ください。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

読み始めた当初は、正直、ありがちな設定とストーリーかなと思ったのですが、、、
読み進むにつれて、どんどん作品世界に引きこまれてゆきました。

王女とそっくりなボス(シーク)の秘書がひそかに入れ替わったことが話の発端となったわけですが、
その二人が実は生まれてすぐに生き別れになった双子であること、他の男の子を身ごもった王女と結婚する決意をしたシークが実は子どもを持てない体であることなど、偶然とはいえ、話があまりにもうまくできすぎているような気もしました。
現実にはこう出来すぎた偶然が重なることはあり得ないとは思うものの、そこはロマンス小説ですから、良いのではないかと思います。

全体的にはよく細部まで考えられ、とても面白く読める作品だし、シークの王女に対する思いやり深さが胸を打つお話でした。

0
2015年12月13日

「ハーレクイン・ロマンス小説」ランキング