【感想・ネタバレ】花咲く街の少女たちのレビュー

あらすじ

十七歳の翠は浅草生まれ。私娼窟の玉の井で育ち、流れ流れて京城(現在のソウル)に来た。養父の口利きで、国語教師の家に世話になりながら女学校に通うのだ。下宿先には同い年の朝鮮人のお手伝い、ハナがいた。翠がなかなか彼女と距離が縮められずにいたところに、ハナの弟が行方不明になるというできごとが起こる。その日のうちに弟は無事に見つかるが、そんなことから翠とハナの間の日本人/朝鮮人の垣根が開いていく。そして翠には京城を訪れるひそかな理由があった。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最後は前向きだしいいお話ではあったけど、歴史上のしんどい部分が後半は主軸になっていたので、すっきり前向きな話としては読めなかった。

翠の環境もハナの環境も時代によるところは大きいと思うけど、じゃあ今の時代はどうなんだろうって思うと、もっと潜在的な差別はあるんじゃないかなとも感じる。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公翠は、私娼と朝鮮人の子として生まれ玉の井に育ち、妾候補となり、朝鮮にわたり京城の竜谷高等女学校に入学する。そこで子守に雇われている朝鮮人の少女ハナに出会う。
時代は1936年から37年、京城で世話になる家は、早稲田卒の社会主義者で京城第一高女の教師で特高の影が、日華事変が始まり京城にも戦争の跫音。翠とハナとの間の反発と恋愛感情が描写される。

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2025年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

日本植民地下の京城で時代に翻弄されながらも、たくましく生きる少女たちのお話。何回読んでもこの頃はあまりにも酷くて恥ずかしくてやるせない気持ちになる。緑とハナがまた笑顔で再会できますように。

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2025年10月27日

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