【感想・ネタバレ】継体天皇の謎 古代史最大の秘密を握る大王の正体のレビュー

あらすじ

継体天皇――。この人物ほど、古代史ファンの関心をそそるテーマはあるまい。天皇との血縁がうすいうえに、都から遠く離れた北陸にいた田舎貴族が、なぜ皇位を継承できたのか。皇位継承に相応しい人物は、ほかにもっといたであろうに――。しかも、継体天皇は応神天皇の五世の孫にあたるという。この創作されたような立場が意味するものとは何か。謎に包まれた天皇、ミステリアスな天皇。それが継体天皇のイメージだ。本書は、『大化改新の謎』『壬申の乱の謎』『神武東征の謎』等、「謎シリーズ」で人気を博す新進気鋭の歴史作家である著者が、多くの資料を跳梁し、そこから浮かび上がってくる謎に、大胆な想像力をもって迫った、古代史ファン垂涎の一冊である。継体天皇とはどのような人物だったのか。前王朝を乗っ取った新王朝の始祖なのか。その面白さは、まるでミステリーの謎解きと同じだ。秋の夜長を過ごすパートナーとしてうってつけの力作である。

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Posted by ブクログ

なぜ武烈天皇から見てすごく遠縁の継体天皇が即位出来たのか
不思議でしたが
この本では著者の今までの書籍でも唱えていた説を使い
一見そんな馬鹿な!?と思いつつ
実はすごく説得力のある答えを導き出しています。
古代史の主流学説からはかなり外れている説ですが
関裕二氏のファンならず古代史に興味のある方には
是非読んで頂きたいと思います。
記紀にある神々から神武東征、神功皇后、そして邪馬台国まで
いろいろな謎が書かれています。

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2009年10月21日

Posted by ブクログ

タイトルになっているのは継体天皇だが、メインは神功皇后と応神天皇といえる。まぁ、そういう構成になっている理由が本書(作者の主張)のミソではある。
なお、作者は、歴史学者ではなく、歴史作家。つまり、この本の主張は、客観的な学術的ステップを踏んでないことは要注意。
ただ、まず一般的な通説を詳しく説明し、そのうえで「これは私見であるが」と、作者自身の主張を書いているので、読みやすい古代史の通説を知るという意味だけでも良い本だと思う。

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2023年01月07日

Posted by ブクログ

応神天皇の5代孫にあたり血縁は薄いのに天皇になった謎を追っている。浦島太郎が神武天皇をヤマトに連れてきたというのが日本書紀にあるらしく、びっくり。

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2012年10月19日

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