【感想・ネタバレ】薔薇の戴冠 クラシカルロマンのレビュー

あらすじ

未来の女王に待ち受ける試練と恋とは…!?

ヴィクトワール王国最大の貿易港を持つ都市カメリアパルクで育った少女エタンセルに、突然驚きの事実が告げられた…! わたしが、次期王位継承者!? 未来の女王に待ち受ける試練と恋! 王宮グランドロマン開幕!

※この作品は底本と同じクオリティのイラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公のエタンセルは唯一の肉親であった母を亡くし、バシュレ子爵家に身を寄せて普通の生活を送っていた。
しかし、王宮からの使者に父である国王が病に倒れ、王太子が亡くなった事を告げられる。
次期王位継承者として戴冠式まで残された期間は3カ月。

シリーズ前作「ルチア」の少し前のお話で、違う国が舞台。
の作家さんの作品が好きなので、楽しみにしていた。

支えてくれる人達と少しずつ分かり合い、前に進むエタンセル。そしてそれに影響されて徐々に増える協力者。そしてその対抗勢力。
今回は恋愛要素もあってフィンが良かった。

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2011年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 前作から遡ること数十年。世代を一つ遡り、前作で西大陸の強国として描かれていたヴィクトワール王国が舞台です。

 ある日突然、国王の庶子であることを告げられ、王位継承者として王宮で四苦八苦しながら成長していくお姫様の話。
 政治的にも重要な時期を迎え、新参者の王女がどう立ちまわるか、はらはらしながら読みました。
 前回の「ルチア」が王宮の外で、レジンスタンス活動に加担したりだったのに対し、今回は舞台が王宮の中で、絶対的な味方もいるということで、前回よりも王道な展開です。恋愛成分も前回より多めです。
 王位継承者としての成長に重点が置かれているため、話の展開がやや緩慢な印象があります。宮中のことや政治のお勉強が前半分、残り半分で実践、みたいな。

 活発で先見の明のある主人公は好きです。聡明なお嬢様。主人公が自己嫌悪したり立ち直ったりのくだりは共感しながら読めました。

 惜しむらくは、有能だけど生意気な補佐役のイケメンに全然感情移入できなかったことでしょうか。恋愛に関して時折へたれる以外は完璧すぎたのかもしれません。あと、頑張りすぎて余裕がなくなっちゃってるあたりが、エティよりむしろおまえが大丈夫か、という(笑)
 あと、口説き文句が個人的に気に入らな(以下自重)

 エピローグは前作読んでる人には嬉しいおまけ。
 出てこないかな? 出てこないかな? と期待はしていましたが、出てきてくれて嬉しかったです。

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2014年09月27日

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