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Posted by ブクログ
最終巻です。
1巻2巻は、まだ世界観が馴染めなくて、読むのがなかなか進まなかったですが、最終巻はきっちりまとまってました。終わりよければすべてよしです。
ザオネイルがカミさまになった理由とか、過去でのシュシュとの関係とか、「霧の回廊」とか、豪快なアイリスのおばさまとか、気になってたところがちゃんと出て来ました。
毒にやられた街の人を救うべく、アイリスが4つ目の願いをザオネイルに伝え、それをかなえるとタブーを犯したことになって「霧の回廊」に戻らないといけないから、願いを叶えることを拒むザオネイル。ちょっとシリアスな展開です。結局4つ目の願いを叶えて「霧の回廊」に戻ってしまったザオネイルに、どうなるのかと思ったら、意外な展開でハッピーエンドで終わりました。
理由はよく分からなかったですけど、アイリスと同じ時間を過ごせるようになったザオネイル、人が変わったっていうのか、急にアイリスに対するラブ度が増して、ちょっとにやついちゃいました。もうちょっとラブラブな感じが見たかったかな。
シリーズ通してさくさく読めましたけど、後半の方が面白いので、このシリーズを読むときは、一気に読んだ方がいいですね。
Posted by ブクログ
おわった〜
今までのノリから察するに、
悲しいエンディングにするとは思えなかったけど、
いい感じに上手くまとまっていた〜
最後の最後にアイリスとザオネイルが急接近!
ドキドキとかはなかったけど、
観ていて『ああよかったなあ』と
すっきりと思えた。
アイリスのおばさまが超いいキャラ!
そういやアイリスのおばさまとカミのストーリーがあまりに
さらりすぎて、
その辺番外編とかださないのかな?
アイリス、最後の最後までいじらしくて素直で超可愛かった。
Posted by ブクログ
惰性で買っていたキャンディ・ポップシリーズの第4巻にして、完結巻。
正直このシリーズ、私ははまってないな~と思っていたのですが、うぉ~昇華した!!!!!!!!
「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架け橋だ!」並の称賛をあびていいと思います。
業突く張りな神様回収係のクロやら、ずるばっかりする見た目幼女のシュシュやら出てきて、とっ散らかっている感がでていた2~3巻でしたが、全部4巻でしっかり解決してくれました。
少女小説の王道と言えば王道なのですが、しっかり安心感もって、でもストーリー上のスリルは楽しみつつ読ませていただきました。
しかし冷静に考えれば、またしても、慈愛にあふれつつ、突っ走ってしまうお姫様のヒロインだ。いいんだ、好きだから。
読書は、脳内栄養補給の手段だから、一番栄養取れるものを選べばいいんだ。
そんなわけで、この作品の魅力は、やはり、素直でかわいいヒロインのアイリスなのですが、それと同時に、ヒーローである、ザオネイルもまた可愛い。好きな子相手に意地張っちゃうなんて、ド定番な設定ながらも、可愛い可愛いと思って読んでしまいました。
やはり男子にはどこか、少年らしい部分を少しだけ残しておいてほしいものですね。
最初にも書きましたが、見事な大逆転。
途中でくじけず、4巻一気読みがお勧めです。