あらすじ
「……ただ、お願い。助けて」。唐突に送られてきたモンローからのメッセージは、俺の眠気を覚ますのに充分なものだった。どうしても事情を話そうとしない彼女を夕張のホテルから助け出し、無事に本州へと逃がしてやった直後から、<俺>の周りを怪しげな輩がうろつき始める。正体不明のトラブルに巻き込まれ、地元やくざに追われるはめになった<俺>は、ひとり調査を開始するが……旧友との再会、そして別れが哀切を誘う感動作。
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Posted by ブクログ
ススキノ探偵1作目2作目を読んですっかりはまって、
思わず新作を手に取ってしまいました。
1作目の登場人物が25年後に再び登場。
どれだけの時間が流れ、探偵に何が起きてきたのか
めっちゃ気になりました。
時間を追って読み進めていけばよかったのかな?
とも、思いますが、その穴埋めをするのも楽しいかなと☆
Posted by ブクログ
2011/8/27 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
2025/6/12〜6/16
3年開いた作家シリーズの最後は、東さんのススキノ探偵シリーズ。
ススキノから姿を消していたモンローが、突然夕張から助けを求めてきた。理由をはぐらかされたまま、巻き込まれた「俺」に怪しげな連中が関わってくる。
最後が切ない。次作がシリーズラスト。どういう結末なんだろうか。
Posted by ブクログ
再読。せっかく俺が苦労して逃がしてやったのに、結局モンローは何をしたかったのか。そこがどうしても解せなくて、あんまり面白くなかった。でも俺と華がやられそうになって、間一髪で高田が助けてくれたのはちょっと泣きそうになった。ほんと高田はかっちょいい。またアンジェラ登場したし。どうして松井省吾がグロ大に行ってるのか。読んだはずだけど覚えてないわ。はやくこのシリーズ読み終わって、ハーフボイルドの方読まなきゃ。
Posted by ブクログ
ススキノ探偵シリーズ10作目。
1作目に登場したモンローがここで再登場。20代だった1作目から50代に歳を重ねた「俺」だが、モンローももちろん同様に歳を重ねている。久しぶりの再会にもかかわらず、喜びよりもモンローの老けぶりに落胆し、更に必死でそれを取り繕う「俺」の姿が何かリアル。そしてそんなモンローの為に、「俺」は身体を張って北海道からの脱出を手助けしたり、勝手に押し付けられた印紙の束のせいでヤクザに追われたり。「俺」の活躍は確かに読んでいて楽しかったが、結局モンローは周りの人間を振り回すだけの身勝手なオンナにしか見えず、後味悪い感じで終わったのがちょっと残念。