【感想・ネタバレ】シャムのサムライ 山田長政のレビュー

あらすじ

続々テレビドラマ化
「大富豪同心」著者、最高傑作!

駕籠かきから
タイの英雄になった男
謎に包まれた「波乱万丈の生涯」を描く

700ページ一気読み!
激熱の大河巨編!!

日本で行き場を失った浪人、
海を渡った異国の地で咲く!

江戸時代初期、六尺(駕籠かき)の山田仁左衛門(後の長政)は、
駿河の大名・大久保忠佐を守るために抜刀、お役御免に。
江戸を離れ、故郷を追われ、長崎から船でシャム国へ渡った。
象が闊歩し、大河が流れる南国で、
国王の傭兵として無我夢中で生きる。
アユタヤ決戦、姫との結婚、
スペイン艦隊との激闘、ソンタム王の死……。
総督にまで昇りつめた男の生涯!

【目次】
第一章 南海の波濤
第二章 日本人義勇隊誕生
第三章 豊臣家、滅亡
第四章 日泰国交樹立
第五章 激突、スペイン艦隊
第六章 ソンタム王の死
第七章 王位を巡る戦い
第八章 南洋王の伝説

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Posted by ブクログ

長編でしたがどんどん面白くなっていき読むペースが自然と上がりました。シャムが舞台の戦国小説ってのも新鮮で良かったです。

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2025年09月04日

Posted by ブクログ

山田長政について興味を持っていて調べたいと思っていたらタイムラインに流れてきた本。タイムリーと思ったが単行本は2021年出版で、さらに過去にも何度か小説になってたというか、遠藤周作も書いてたほどポピュラーな人物だった。きちんと調べないといけない。

本作については、山田長政の大河的人生を一通り辿れたことはよかったし、まあまあおもしろくは読めた。
が、小説としては上手いとは思えず、加齢臭のする中高年向けラノベ、という感じだった。方言も取ってつけたような感じだし、ガキインッとかいうチャンバラの擬音もなんというか。

山田長政の造形も「馬鹿正直だが忠義に厚く不器用に走り回る大男」という昭和的ステレオタイプ。サラリーマン受けはしそうだが、それでも古い。それでいて中盤以降の山田長政を中心とした陰謀撃が描かれるものだから、なおさら頭の悪い不義理な人物に思えてしまった。

ただし、ヨゾウの造形はよかった。主家真田氏と死に別れて暇乞いもできぬ男で、旗を大事に持っている

徳川と豊臣という本国の争いや、スペイン・ポルトガルの進出、カンボジアやビルマとの関係、それにインド洋の商人など、世界が広く結びついていたことをしっかり描いていたのは素晴らしかった。

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2025年09月19日

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