あらすじ
ただそこにいるだけで、女をその気にさせる男──財界の大立者・大壺魁太(おおつぼ・かいた)の妾腹である原田ヒカルは、容姿、財力、性技、すべてを備えた若きエリートである。好色の血を受け継ぐヒカルは、性の自由を認めあうパートナーとして、令嬢・檜枝岐葵(ひのえまた・あおい)を娶(めと)るが、秘密クラブでの性戯をきっかけに、思わぬ運命をたどってゆく……。現代に甦った光源氏の妖しくも哀しいセックスロマン。
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Posted by ブクログ
源氏物語とハイジニーナと原発事故が、こんな形でリンクするなんて。ある意味でアナーキーだが、ぐいぐい読ませる。
官能小説でありながら、時空を超えた連想に読者を誘うノベル。
Posted by ブクログ
どうした、文春!と書店のポップ通りの感想を持ちつつ、確かに源氏物語。ただの官能小説かと思いきや、登場人物の設定や行動、ラスト(?)が確かに源氏物語のキャラクター。
確かに源氏物語が現代になればこうなると思います。
が、ここまでのエロってあの時代にはないですよねえ(当たり前)
ちょっとエロ量に疲れました。