あらすじ
闇組織「シンフォニー」の長・ノクターンに拾われ、暗殺者となるべく育てられた少女・ヒナ。いつしか彼女は「毒姫」という通り名で闇の世界で恐れられるようになっていた。ある日、ヒナは、異国から来た貴族・ラドゥ伯爵の城に召使いとして潜入するよう命じられる。伯爵が城に住み始めてからというもの村の娘たちが失踪する事件が多発。城の敷地内からは、血を絞り取られた娘の死体が出てきたという。今回の仕事は伯爵の正体を見極め、吸血鬼ならば殺すこと。初めての暗殺以外の仕事に戸惑うヒナ。さらに、当の伯爵は吸血鬼とは思えない言動ばかりで……。事件の犯人はラドゥ伯爵なのか、それとも──!?
暗殺者の少女と謎に包まれた伯爵が紡ぐピカレスク・ロマン登場!
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Posted by ブクログ
世界観も登場人物も展開も結構私好みでした。でもあまりにもあっさり読み終わってしまったので、物足りなさが…。もうちょっと色んなエピソードを加えて、話を広げてもらえたらもっと良かっただろうなーと思いました。
Posted by ブクログ
あっさり進みすぎだけど、読みやすかった。
続きがあればいいなぁと思う。
ヒロインの一人称が“ヒナ”で最初はえーと思ったけど
最後まで幼いキャラを崩さなかったから問題なかった。
ラドゥは確かにちょっとマッチョが似合う俺様だね。
正体ばれる前までのさわやかさはどこへいったし。
全体的にはさくさく読めてそれなりに山場があっておもしろかった。
エリザベート・バートリーのオマージュ作品?
アンナの行為や発覚の仕方がまんますぎ
村の名前もエリザベートが住んでた城に似た名前だし
ドラキュラはエリザベートやヴラド・ツェペシュがモデルでもあるから
そこから派生させて考えたストーリーなんだろうけど
そこら辺を目安にした時代設定の割には日本が外国人に好意的とかありえない
その時代なら外国人に対してかなり排他的なはずだし
ちょこちょこそういった点が気になった
まあファンタジーと割り切って読めばいいとは思うんだけど
それならもう少し事件やアンナの行動・発覚の仕方に捻りを入れて欲しかった